20231117062640.jpg出典:「派遣料金の上昇一段と 販売職、年末にらみ4%高」(日経新聞・2023年11月15日)

年末に向けて、派遣料金やバイト時給が上昇しており、それらに関連する記事が増えています。
今週の日経新聞の記事、「派遣料金の上昇一段と 販売職、年末にらみ4%高」、「バイト時給最高1177円 10月三大都市圏、最低賃金引き上げ影響」から主要なポイントをピックアップします。

【派遣関連】

派遣社員の数が最も多い一般事務職の11月時点の料金は、首都圏で1時間あたり2550~2850円となった。中心価格で50円(2%)上昇した。
販売職は2300~2700円前後で、前月に比べて100円(4%)程度上がった。
SE・プログラマーは2050~7350円前後となった。中心値では前月比50円(1%)程度の上昇だが、22年の同時期に比べて1割程度上がったケースもあった。
業種による濃淡はあるが、人手不足の傾向は続くとみられ、派遣料金は24年春に向けてさらに上がる可能性がある。

【バイト関連】

リクルートは求人媒体「タウンワーク」掲載のアルバイト・パートの募集時平均時給を集計した。三大都市圏(首都圏、東海、関西)で前年同月比26円(2.3%)高い1177円だった。
外食など「フード系」が47円(4.3%)高い1135円、「製造・物流・清掃系」が21円(1.8%)高の1183円
ディップの調査でも、10月のアルバイト・パートの全国平均時給が前年同月比145円(12.0%)高い1356円となった。

来春に向けて正社員賃金の引上げに関するニュースも増えています。人件費の上昇を見据えて採用活動や待遇の改善などを検討していくことが必要ですね。