出典：転職求人倍率レポート・2023年10月（パーソルキャリア・2023年11月21日）

パーソルキャリアが2023年10月の「転職求人倍率」レポートを発表しました。
主なポイントは以下となっています。

・2023年10月の求人倍率は2.42倍（前月差+0.03pt／前年同月差＋0.29pt）
・求人数は前月比101.7％、前年同月比125.2％。
・転職希望者数は前月比100.7％、前年同月比110.2％。
・業種別では、求人数が前月比で12業種のうち10業種で増加。前月比で求人の増加率が最も大きかったのは、「メディア」（前月比110.3％）、次いで「金融」（前月比104.6％）。
・職種別では、求人数が前月比で11職種のうち9職種で増加。前月比で求人の増加率が最も大きかったのは、「専門職（コンサル・金融）」（前月比104.3％）、次いで「事務・アシスタント」「販売・サービス」（前月比103.7％）。

求人数、転職希望者数ともに増加していますが、求人数においては過去最高値を更新しているようです。

11月以降のマーケットの予測としては以下のように分析されています。

11月の求人数は、依然として構造的な人材不足を背景にした企業の採用意欲の高まりは継続すると考えられるため、増加が見込まれます。特に「小売・流通」では年末年始の繁忙期を見据えて採用活動が活発になることが予想されるため、もう一段強い伸長を推測できます。一方転職希望者数は、例年年末年始に向けて減少する傾向にあり、今年も同様の動きになると予想されます。求人数は増加し転職希望者は減少するため、転職求人倍率は増加する見込みです。

「ちばキャリ」においても、過去に利用したお客様、新規利用のお客様ともに増えており、今週の掲載社数は200社を超えています。年末に向けて採用市場は厳しくなることが予想されますので、気を抜かず、粘り強い採用活動を継続していくことが大事ですね。

※関連記事「中途求人倍率、10月2.42倍　0.03ポイント上昇」（日経新聞・2023年11月22日）