出典:求人広告掲載件数等集計結果(2023年10月分)(全国求人情報協会・2023年11月25日)
全国求人情報協会が2023年10月の求人広告掲載件数を発表しました。
10月の職種分類別件数は、全体で1,312,738件と対前年比で0.9%減で、前年同月を下回るのは2021年4月以来、2年半ぶりとなります。
主要職種では、以下のようになっています。
・販売(販売)245,476件(+11.0%)
・サービス(給仕)165,363件(+3.2%)
・運搬・清掃・包装等 164,244件(+1.6%)
・サービス(調理)134,684件(+11.8%)
・事務 90,077件(-20.4%)
また、正社員の求人に関しては、207,613件と対前年比で6.0%減となりました。
関連する日経新聞の記事「求人広告、2年半ぶり減 10月0.9% コロナ特需の反動」では今後の見通しに関して以下のようなコメントが紹介されていました。
人材サービスのディップの井上剛恒執行役員は「求人広告件数はまだコロナ前の水準に戻っていない。中長期的に増加してくるのでは」と話す。求人情報サイト「エン派遣」のサービス責任者、小用秀明氏も「10月の内定式で企業の来春の新卒採用が固まった。これを踏まえて来期に向けた人材採用全体の取り組みが本格化してくる」とみる。
求人市場の動向を把握するのに参考にしていただければと思います。