20231205061657.png出典:「転職者分析(2013年度~2022年度)」(リクルート・2023年11月29日)

リクルートが転職支援サービス、リクルートエージェントの「転職者分析(2013年度~2022年度)」の結果を発表しました。
結果の主な概要は以下となっています。

・【全体傾向】「異業種×異職種」への転職が最多パターンに(過去最高値:39.3%)
・【年齢傾向】年齢が上がるにつれ、職種は変えず異業種にチャレンジする人が増加
・【職種傾向】企画系職種は、「異業種×異職種」転職の割合が高い

業種・職種の異同パターンとして、「異業種×異職種」が39.3%(対前年で+2.2pt)で最多となったようです。

異業種×異職種ということでこれまでの経験を問わない転職活動をしているわけですが、背景としては、記事内の解説にもあるように

これまでの業種や職種にとらわれず、自らの成長機会を提供してくれる成長産業や企業に越境し出しているのです。

ということが大きいのでしょう。

今後、企業は、即戦力人材の定義を見直すと同時に、業種・職種経験の有無に左右されていた採用基準も、より粒度の細かい、適応スキルや汎用スキルの評価へと再定義を余儀なくされるでしょう。 

ともあるように、環境に応じて採用活動を進化させていくことが必要なことを感じます。

採用難の中、企業を成長させていくためには、異業種、異職種の出身者をいかに活用するかがとても重要です。
自らの成長機会を提供してくれる企業として認知してもらうことはもちろんのこと、活躍する人材を見極めるための採用基準やポテンシャルのある人材が早期に活躍できるようにするための教育や環境づくりなど、採用力を高めるために様々な点を改善していくことが欠かせませんね。