20231218063531.png出典:ビジョナル第1四半期決算資料(ビジョナル・2023年12月14日)

転職サイト「ビズリーチ」を運営するビジョナルの決算発表がありました。日経新聞「ビジョナル、8~10月純利益38%増」でも取り上げられていましたが、

売上高は21%増の160億円だった。ビズリーチの累計導入企業は10月時点で7月から約1300社増え、スカウト可能な会員数も約13万人増えた。

とのことで、業績はかなり好調のようです。

今回の決算発表で特に注目したいのは、ダイレクトリクルーティングの浸透が進んでいること。実際にビジョナルの決算資料を見たところ、ビズリーチ利用の企業数も登録会員数も大きく伸びています。
ダイレクトリクルーティングという採用手法が、企業側にも求職者側にもどんどん浸透しているのはうれしいことです。弊社の運用するダイレクトリクルーティングサイト「オファくる千葉」への利用問合せも増えてきており、この分野がこれから大きく伸びることを感じます。

とはいえ、中小企業がダイレクトリクルーティングに取り組むには、いくつもハードルがあります。スカウト対象のターゲットが簡単に見つかるわけではありませんし、返信率も低い。その中で地道にスカウト配信を続けることがとても重要ですね。

その他、ビジュアルの決算資料で参考になったのは、AI活用のスピードです。
2023年7月発表:求職者向け機能「GPTモデルのレジュメ自動作成機能」を実装
2023年11月発表:直接採用企業向け機能「GPTモデルの求人自動作成機能」をリリース

とのことで、企業の採用活動においても求職者の転職活動においてもAIの活用が進んできていますね。ダイレクトリクルーティングも含め、中小企業における浸透にはタイムラグがあると思いますが、今後の流れとして要注目です。