20240122062417.png出典:「正社員の壁」人手不足でも(日経新聞・2024年1月21日)

週末の日経新聞の1面に非正規社員から正規社員への転換の記事「正社員の壁」人手不足でもが載っていたのでご紹介します。
1面に取り上げられるくらいに人手不足への対策への関心は高いと言えます。

記事によると、非正規社員から正社員への転換は7%程度(リクルートワークス研究所)。調査を始めた16年から横ばいとのことで、パートや派遣社員の正社員化はお模様に進んでいないようです。

その理由として、以下が挙げられていました。

企業にとって正規は非正規よりも待遇が手厚いうえ、長期雇用が前提だ。ビジネススキルの教育も正社員のみに施すことが多い。非正規からの転職者を採用しようにも求める技能と見合った人材が少ないのが現状だ。
年収が103万円を超えるとパートらの手取りが減る「年収の壁」の問題もある。世帯収入を減らさないよう非正規のままでいることを選ぶ人もいる。

確かにスキル上のミスマッチもありますが、非正規社員に多くの逸材がいるのも事実です。「ちばキャリ」にも現在の雇用形態が非正規でも高いビジネススキルを持っていることが想像できる登録者が多くいます。勤務時間や働き方に柔軟性を持たせて募集すると、意外な方からの応募が多く来ることも少なくありません。

正社員になりたい人のうち、実現できたのは7%前後にとどまる」というのはチャンスでもあります。非正規社員の中から優秀な人をうまく探し出すことも、人手不足時代の重要な採用戦略ですね。

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