出典:平均賃金、昨年2.1%増(日経新聞・2024年1月25日)
1月24日に厚生労働省が令和5年賃金構造基本統計調査速報を発表しました。
主なポイントは以下の通りです。
・一般労働者の賃金は、318.3千円で前年と比べて2.1%増。
※平成6年に2.6%増となって以来30年ぶりの水準。
・学歴別に賃金をみると、高校281.8千円、大学369.6千円。
※前年と比較すると、ほとんどの年齢階級で前年を上回っており、相対的に34歳以下の若年層で高い伸びとなっている。
厚労省が速報値を公表したのは初めてとのことです。これまでは前年の結果を翌年の3月に発表していましたが、春季労使交渉で参考にする企業が少なくないため前倒ししたようです。
今年の4月も賃上げする企業が増加しそうです。給与相場と差が開くと、採用にも影響しますので、賃上げの動きは注視しておく必要がありそうですね。
ちなみに、企業規模別では、従業員が1000人以上の大企業で平均34万6000円、10~99人の企業では29万4300円となっています。
※参考記事:「平均賃金、昨年2.1%増」(日経新聞・2024年1月25日)