20240207062812.png出典:人手不足の時代に人材関連サービス業の倒産が急増(東京商工リサーチ・2024年2月3日)

東京商工リサーチに人材サービスを運営する会社として気になる記事「人手不足の時代に人材関連サービス業の倒産が急増」があったのでご紹介します。

人手不足が深刻さを増した2023年。有卦(うけ)に入ると思われた人材関連サービスの倒産件数(94件)が、コロナ禍前の2019年(70件)を4年ぶりに上回った。
職業紹介業では2000年以降で最多の16件発生、コロナ禍前の2019年(4件)の4倍に急増した。

とのことです。企業の採用ニーズが高まり、人材サービス会社の役割は重要になってきていますが、その裏で成果の出せないサービス、成果の出せない会社は淘汰されてきています。

上図にある通り、職業紹介事業自体の市場は拡大しています。

コロナ禍前の2019年は売上高6,762億円だった。そしてコロナ禍2年目で、一時的に新規採用を中止した企業が増えた2021年の売上高は6,577億円に落ち込んだ。
2022年はコロナ禍で社員のリモート化で需要が増大し、売上高は7,255億円に回復した。2023年は経済活動が活発に転じ、売上高は8,066億円と過去5年で最高を更新した。

この競争激化の中で業績を落としていく人材サービス会社も増えており、その多くは小規模事業者のようです。人材獲得に難航しているのは、一般の企業だけでなく人材紹介会社も同じです。お客様の要望にマッチした人材を確保できない紹介会社は淘汰されてしまいますね。

弊社は求人サイトの運営がメインですが、やはり登録者を集めるのはどんどん大変になってきています。幸いなことに成果を感じていただけるお客様は多く、リピートや新規での契約は順調に増えていますが、弊社にとっても他人事の記事ではないなと思い、取り上げてみました。

人材サービスを利用する企業側としては、様々なサービスやサービス提供会社を試した上で、取捨選択をしていくことが大事ですね。その中で選んでいただける会社になれるよう、引き続き気を引き締めていきたいと思います。