20240313065329.png出典:リクナビ2025(TOKYO BASE)

このところ、ベースアップのニュースが続きますが、アパレル業界においても大きな動きがありました。

セレクトショップ「ステュディオス(STUDIOUS)」や「ユナイテッド トウキョウ(UNITED TOKYO)」などを展開するTOKYO BASEが、新卒の初任給を引上げると同時に全社員のベースアップも実施するとのことです。

FASHIONSNAPの記事「TOKYO BASEが大幅賃上げ、月給を40万円に 国内のファッション業界の最高水準」(2024年3月12日)によると

2024年4月入社の新卒採用初任給を学歴や年次に関わらず一律40万円へ引き上げることを発表した。
改訂前の初任給は30万円で、10万円の増額となる。
また、3月15日支給分から全従業員を対象としたベースアップも実施。
これにより、全正社員の月額支給額は、国内のファッション業界の最高水準の40万円以上が約束される。

とのことです。

TOKYO BASEのHPによると全社員の給与のベースアップの背景は次の3つとのこと。

①「⽇本⼀のファッション企業」を⽬指す
②グローバル基準の給与⽔準を⽬指す
③業界最⾼⽔準の給与を賄うビジネスモデルの実現

ファッション業界の社会的地位の向上への強い意志を感じますし、なかなか大きなインパクトがありますね。

ただ、月給40万円とはいえ、内訳は確認しておく必要があります。
基本給は203,000円で、月80時間の固定残業代(172,000円)と一律通勤手当(20,000円)、その他一律手当(5,000円)が含まれています。
広報の力も採用力UPには欠かせませんね。

ちなみに、今日は賃上げに関する集中回答日とのことです。
日経新聞でも、賃上げの記事が多く目立ちますね。

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