20240327063611.png出典:中途採用状況調査2024年版(2023年実績)(マイナビ・2024年3月25日)

マイナビが「中途採用状況調査2024年版(2023年実績)」を発表しました。

主な概要は以下の通りです。

・23年の中途採用人数は年間平均21.8人で過去最高に。コロナ禍の20年に比べ、年間平均8人増。一方、退職者数も前年比3人増となり人材流動性が高まる結果に。
・23年の中途採用費用は前年比55.88万円増の629.7万円。IT・通信・インターネットでは1,000万円に迫る。
・24年の中途採用に積極的な企業は91.8%(前年比1.0pt増)。業種別では「IT・通信・インターネット」が95.5%で最多に。
・昇進・昇格のスピード、38.8%が「新卒優位」、11.6%「中途優位」と回答。

23年に中途採用活動を行った企業の年間平均採用人数は過去最高とのことですが、24年も中途採用に積極的な企業は91.8%となっており、この傾向は続きそうですね。

調査対象が、「従業員数3名以上の企業において、直近(2023年1~12月)に中途採用業務を担当しており、採用費用の管理・運用に携わっている人事担当者」となっており、企業の規模感はわかりませんが、弊社のお客様で年間20人以上も採用する企業様はほとんどいないので、採用人数や採用費用はあまり参考にならないかもしれません。

ただ、平均値ということで1名あたりの採用費用を計算してみると、約30万円となります。
年間20人くらいを採用する企業においてはこれくらいの費用がかかっているということですね。採用人数の少ない中小企業においては、費用効率は悪くなってしまいますが、採用費の目安にはなりそうです。