20231128074134.jpg出典:「転職希望者1000万人突破 7~9月平均」(日経新聞・2023年11月28日)

昨日の日経新聞の記事、「転職希望者1000万人突破 7~9月平均」で転職希望者が増えていることが紹介されていました。
背景としては、

終身雇用が徐々に崩れ、転職への抵抗感が小さくなった。構造的な人手不足で経済活動が回復基調に向かい、売り手市場になっていることも希望者増の背景にある。

ということでしょう。

ただ、記事内では以前にご紹介した「転職希望者の1年後の転職率は2割未満」というリクルートワークス研究所の調査についても触れられています。
※参考:転職希望者の約87%は1年後も未転職のまま(リクルートワークス研究所) -2023.11.8-

転職は希望しているものの、実際にはなかなか転職には踏み切らない。人材不足の中小企業にとってこのハードルを越えるための適切な情報提供がとても大事だと改めて感じます。

エン・ジャパンの若手向けスカウト転職サイト「AMBI」事業責任者の

「ヒューマンリソース(HR)テックを活用し、採用費用を惜しまなくなってきた」

というコメントが紹介されていましたが、弊社でもお客様の採用にかけるコスト意識が変わってきていることを感じます。

とはいえ、採用費用をかけたからほしい人材が採れるという状況でもありません。
適切なマッチングを実現するために、求める人材像や採用基準を明確にし、求人サイト、自社HP、ダイレクトリクルーティングなど、様々な採用手法を駆使し、それぞれにおいて価値の高いメッセージをしっかりと打ち出していく必要がありますね。