
ある日求人で見かけた「完全週休二日制(土・日)」「週休二日制(土・日)」の文字。
どっちも求人原稿の中には「土日休み!」っていう言葉があったんだけど、いったいなにが違うんだろう…?両方とも、言葉通り土日休みって意味じゃないの??
実はこれ、転職を検討している友人からよく聞かれる質問TOP3に入る質問なんです!!
「同じ曜日の休みなのにいったい何が違うのか!」
この記事では、完全週休二日制・週休二日制の違いを中心に「年間休日数や、働き方の違い」まで、ちょっと幅を広げてお話しできればと思います!
違いを知った状態であなたが転職活動に臨めるように、応援させていただきます。
1:完全週休二日制・週休二日制の違いについて
1-1:完全週休二日制は毎週必ず2日の休みがあること
・完全週休二日制:1年を通して「毎週必ず2日間休み」があること
・週休二日制:1年を通して「月1回以上、週2日休み」があること
完全週休二日制とは、1年間を通して毎週必ず2日のお休みがある状態のことを言います毎週必ず休みがとれるので、ワークライフバランスがとりやすいというメリットがあると感じます。
一方、週休二日制は、1年を通して「月1回以上、週2日休み」がある状態のこと。最低でも「月に1回、2日間休み」があればいいので、その週以外は1週間を通して1日しか休みがないということもありえます。
1-2:固定の曜日ではない!休みの曜日をしっかり確認しよう
完全週休二日制・週休二日制ともに、曜日指定の義務はありません。
なので、求人原稿内で「曜日についての表記があるか」を確認してほしいと思います。
例えば…
・完全週休二日制(土・日) → 完全に土曜日・日曜日休みである
・完全週休二日制(水・日) → 完全に水曜日・日曜日休みである
・完全週休二日制(シフト制) → 1週間の中で必ず2日間の休みがあるが、シフト制なので固定の曜日ではない
他にも、下記のような表記には注意してほしく
・完全週休二日制(土・日)※祝日のある週は土曜日出勤
こういった求人は、指定の曜日があっても「祝日がある週は変動的になる」という場合があります。
絶対に土・日・祝休みが欲しいという方は
・祝日
といったように、祝日も休みがあることの確認をしてくださいね!週休二日制も同様のことが言えますので、わかりづらい部分があれば必ず面接のときに採用担当者に確認しましょう。
ちなみにちばキャリでは完全週休二日制を採用している会社が252社あり、その中で…
◎完全週休二日制かつ(完全に土日祝日休み)の企業は「181社(71.8%)」
◎完全週休二日制で(平日を含む・シフト制)の企業は「38社(13%)」
※残りの約15%は「祝日がある週は原則土曜日出勤」を採用している企業
※2022年7月27日現在
となっており、完全週休二日制を採用している企業は、全体的に「土・日・祝日」休みの企業が多いように感じます。
1-3:年間休日数ってどのくらい?
2022年度の場合…
・完全週休二日制(祝日を含む場合):年間休日数120日
となっています。
参考までに週休二日制や、日・祝のみの休みの会社を想定すると、2022年の日曜日の数は52日+祝日(+振り替え休日)は16日となっていますので、日+祝のみ休みの会社の場合は「年間休日数は68日」となります。
この数字には、お盆休み・年末年始休暇などは含まれていませんので、お休みのある会社はこの休日数に各種お休みの日数が追加されることが多いです。
ちなみに…
・年間休日に含まれない:取得に個人差がある休日(有給休暇、リフレッシュ休暇、産前産後休業、結婚休暇など)
上記のように、会社全体・部署などで「全員が取得する休日の合計日数」が年間休日となります。
また、企業規模(従業員数)が大きいほど年間休日は多く116.8日、中小企業になるほど年間休日は少なく109.0日と、企業規模で7.8日の差があります。これって『休みが少ないのか分からない』と感じたら、まずは自分の会社が規模・業界の平均値に届いているのか確認をしてみましょう!
平均的な年間休日数について知りたい!(全体/自分のいる業界)と感じてる方は
こちらの記事で、より詳細に解説をしているので、ぜひチェックしてみてください!!
▼年間休日の平均は110日|企業規模・業界の差から増やす対策まで
私たちが運営しているちばキャリでは全体のうち43%(586社中/252社)が完全週休二日制の求人となっています。
※2022年7月27日時点
この数字って「多いの?少ないの?」。
実は、国が出している平均値とほぼ一緒なんです。
厚生労働省が出している令和3年就労条件総合調査によると、「完全週休二日制」を採用している企業割合は、実態調査に協力してくれた企業のうち48.4%となっており、ちばキャリ内でも求人数の多い300名以下規模の中小企業では「100~299 人」が 53.7%、「30~99 人」が 45.0%となっているというデータがあります。
▼令和3年就労条件総合調査
形態別適用労働者割合(社長や管理職など労働時間の定めのない者は除外した場合)は全体では「完全週休二日制」は 60.7%となっており、ちばキャリ内でも求人数の多い300名以下規模の中小企業では「100~299 人」が54.4%、「30~99 人」が 45.1%となっているというデータがあります。
企業規模(従業員数)が大きいほど、完全週休二日制を取り入れている企業が多く、大手=待遇面が整っていると思われている理由は、この結果もその一つと言えるでしょう。
ですが、ちばキャリが多く掲載をしている中小企業(300名以下の規模)で比較をすると全国的な平均値と比較しても「大きく差はない」という結果が見えてきます。
職種・業界によっても働き方は異なってくるので、様々な求人を見比べててほしいとも感じます!
2:完全週休二日制のメリット・デメリット/注意点
2-1:メリット
週に2日以上のお休みが約束されている
毎週2日間の休みがあることで、オンオフがつけられる・生活リズムがとりやすいなどワークライフバランスがとりやすいというメリットを感じられるでしょう。
年間休日は120日近くある
週2回の休みに付随しますが、1年間の約1/3日がお休みなので安定して休みが取れるというメリットを感じられるでしょう。
8時間勤務×5日間計算なので、勤務時間が分かりやすい
1週間に働ける時間は原則40時間と法律で定められています。2日間のお休みが固定されているので、勤務時間もバラバラではなく、規則的に「1日8時間」と決まっている企業が多いと感じます。
2-2:デメリット/注意点
土日休み固定の場合、休日はどこに行くにも混んでいる
ちばキャリ内でも完全週休二日制を採用している企業のうち「71.8%以上」が、土日祝日休みを採用しているなど多くの企業は完全週休二日制=土日休みとなっています。
その場合、休みの日はどこも混んでいたり、市役所や銀行の窓口がやってなかったりなど、ちょっとした不便を感じることもあるでしょう。
必ず土日休みという決まりはないので職種によっては、平日固定休み・連休取得ではないor難しい
職種によっては「水・日休み」「火・水休み」など、世間のお休みとずらした休日の指定がある場合も。特に不動産業界や建築業界、アパレル・飲食なのサービス業などは、土日が稼ぎ時やお客様が多く来る業界なので、平日休みを採用されることが多いと感じます。
3:【必見】完全週休二日制の求人をご紹介
色々調べてみたけど「やっぱりいまの働き方を変えたい!」「休みはしっかりと欲しい」と感じているのであれば、転職をするのも1つの手と考えます。
また、結婚・出産・引っ越しなどライフステージの変化を機に「家族や自分の時間を増やすために転職をした」という方も多くいます。
ここでは、千葉県で働ける「完全週休二日制の求人」をご紹介します。
4:まとめ
・週休二日制:1年を通して「月1回以上、週2日休み」があること
完全週休二日制とは、毎週必ず2日間のお休みがある状態のことです。ただ気を付けてほしいのが、曜日の固定はなく、企業ごとに休める日は違うというのがは覚えておいてください。
あなた自身が長く働くためには、仕事内容だけでなく、自分に合った休日制度を知ることも大切です。しっかりとした知識を身につけ「あなたにあった働き方」をしてほしいと感じます!