・どんな志望動機が採用担当者に響くのだろうか?
・どれくらいの文量を書けばよいのだろうか?
・WEB履歴書のどこでアピールすればよいのだろうか?
様々な悩みがあると思います。
そこで、この記事では、ちばキャリを使って千葉での転職に成功した方の志望動機をもとに転職成功者の志望動機作成のコツを解説したいと思います。
もちろん、志望動機を真似すれば転職に成功するなんて甘い話ではありませんが、何がポイントなのかを理解することは可能です。
1.千葉で未経験職種への転職に成功した人の志望動機5選
具体的な事例を取り上げますので、参考になるのではないでしょうか。
①販売職→事務職(33歳・女性)
また、コツコツ正確に、効率よく仕事をするということにやりがいを感じます。求められているものに気付けるよう視野を広く持ち、今までの接客業で培った気配りの力を事務職でも発揮できるよう頑張ります。
自宅の近くに御社があり、外から見える倉庫内の活気ある様子を拝見するたびに気になっており、今回応募させて頂きました。ぜひ、面接の機会を頂けますと幸いです。よろしくお願い致します。
②製造スタッフ→空港のグランドスタッフ(23歳・女性)
就職する時期がコロナ禍の関係もあり、違う業界に一度は進みましたが、やはり自分の興味を持った仕事に就きたい、やりがいを感じる仕事がしたいと思うようになりました。働く上で興味のある業界で向上心をもって仕事に励みたいと他の業界で働いてみてより強く思うようになりました。
お客様を第一に考える仕事でお客様をサポートし、一人でも多くのお客様の役に立てるよう努めて参ります。未経験な業界ですが挑戦してみたく思い応募させていただきました。
【解説】
グランドスタッフという職種に興味を持った理由はそれほど珍しいものではありませんが、人生の転機を迎える中で強い意欲を持って一歩進もうという思いが伝わりますね。未経験者歓迎の職種においては、一度会ってみたいと十分に思わせる文章ではないでしょうか。
③生産管理→営業(25歳・男性)
営業は未経験ですが、私は人と接することと、体を動かすことが好きです。
貴社への入社をお許し頂けた際には、学生時代に4年以上接客に携わってきた経験も活かして、貴社の高い技術力で加工された製品をより多くの現場に届けて行きたいと考えております。
【解説】
とてもシンプルな志望動機ですが、HPで情報収集した上で、応募していることが伝わってきます。これまでの接客経験から、営業への抵抗がないという点もプラスに捉えられるでしょう。簡素ではありますが、好意的に捉えられる文章ではないでしょうか。
④品質管理→システムエンジニア(27歳・男性)
貴社でしたら前職での経験を活かしながら、自分のスキルアップ向上に繋がると思い、今回志望させていただきました。エンジニア以外にも法人営業やサービス業でのチームマネジメントなど、様々な業種で培ってきた知識と経験で貴社に貢献していきたいと考えています。
【解説】
現職からアプリ開発の分野に興味を持った経緯がわかりやすく、共感しやすいと思います。また、未経験職種への興味だけでなく、実際にその職に就くために、一歩踏み込んで努力している様子も伝わってきます。
システムエンジニアという職種をなぜ同社でやりたいのかという点に触れていませんが、未経験でシステムエンジニアを育てていこうという会社であれば、会ってみたいと思わせる文章ではないでしょうか。
⑤営業→事務系総合職(26歳・男性)
前職において実務経験はございませんでしたが、社内外との折衝の結果、院内トラブルを軽減した経験は、前々職の営業職から培ったコミュニケーション能力を活かせたと考えております。
貴社の社員として「業務の正確性」と「社内外調整能力」を活かし、社内ルールの調整や環境の整備を行い、円滑な経営に貢献したいと考えております。
この仕事に就きたいと思った理由に加え、なぜ同社で働きたいと思ったかについても、HPなどを読んで事前情報を得た上で考えていることが伝わってきますね。
また、実際の入社後の業務をイメージし、前職の経験がどの様に活かせるのかという具体的な考察も添えられています。入社後の仕事内容を先読みして動機形成しており、今の仕事でも同じような仕事の仕方で活躍されているのではないかと推測ができる内容ではないでしょうか。
2.未経験職種への志望動機を書く時の3つのコツ
この章では、前章を踏まえ、未経験職種への転職を希望する際に書くべき志望動機のコツについて3つのポイントを整理します。
①情熱を伝える(熱い感情を込める)
なぜなら、未経験者の採用に当たっては、何よりも情熱を重視する企業が多いからです。
もちろん、その方が異業種や異職種で培ってきたスキルがマッチするか、ということも重要ですが、未経験での募集においては、入社後の伸びしろの方が大事です。その方の持っている情熱は、伸びしろや成長スピードに大きく影響するのです。
例えば、
とはいえ、感情は本気でなく薄っぺらいものだと、その薄さもすぐに伝わってしまいます。その感情がどれほど熱いのかを表現する力が求められます。それが次のポイントですね。
②過去の体験やエピソードとリンクさせる
なぜなら、情熱の湧いた根拠が明確でないと本気度が伝わらないからです。
①で情熱が大切だと言いましたが、情熱の湧いた根拠が伝わらないと信ぴょう性を感じられません。なぜ、その感情に至ったのかを伝えるために、実体験やエピソードが重要となります。
例えば、
・前職で○○というやりがいを感じることが多く、○○を大事にしている同社に興味を持った。
・過去の○○という経験は、御社の顧客課題の○○を満たせると感じた。
など、同社に興味を持った理由や、経験のない職種に就きたいという情熱が湧いた背景を、過去の具体的な体験やエピソードをもとに伝えることが大事です。
そして、採用担当者にその体験やエピソードに興味を持ってもらうことができれば、面接のときに質問されるなど、話が膨らむきっかけにもなりますね。
③応募時のメッセージに添える
なぜなら、履歴書や職歴書を確認する前にメッセージが伝わることで、読み手の意識が変わるからです。履歴書や職歴書を読む前に好意的なメッセージが添えて
ですので、応募時のメッセージに志望動機を添えることがとても有効です。
実際に、ちばキャリで転職成功している方の大半が、応募時のメッセージを記載しています。熱い長文のメッセージを記載している方も少なくありません。私は自社の採用で他媒体の応募管理もしていますが、ちばキャリを通じた応募に関しては、応募時のメッセージが添えられている確率が圧倒的に多いように感じます。
簡単な自己紹介と志望動機を記載することでも良いですし、自己PRまで一緒に記載してもよいでしょう。形はどうあれ、求人への応募時のメッセージというのは、その企業に応募する際に、その企業だけに向けて特別に一手間をかけているということなので、好印象です。
ぜひ応募時のメッセージ機能を活用して、志望動機を伝えてみてください。
3.まとめ
2章で解説したように、情熱的であること、根拠があることが大切ですが、その企業への応募時に一手間をかけるという意識がとても重要です。その行動が応募への本気度として企業に伝わるからです。
記事内でも触れましたが、ちばキャリを通じて採用、内定を獲得している多くの方が、応募時のメッセージに志望動機を添えています。登録しているレジュメ情報が簡単に送れる便利な時代ではありますが、最後の一手間を大事にしていただければと思います。