
『パートナーが平日休み、自分も合わせようかな…』
『休みが平日の部署へ異動、平日休みってどうなんだろう?』
土日休みしか経験がないと、平日休みの過ごし方を不安に思う方もいるでしょう。
しかし、圧倒的に土日休みの働き方が多いからこそ、平日休みの人が得られるメリットもあるのです。
そこで今回は平日休みのメリット・デメリットをご紹介します。
また、平日休みが自分に合うのか判断する「休日タイプチェック」もご用意しましたので、最後までご覧ください。
1.平日休みのメリット
仕事を持っている人のうち、平日は86%と多くの人が仕事をしている(※1)ため、混雑を避けられることが平日休みの最大のメリットと言えるでしょう。
外出しても混雑しづらい
買い物、テーマパーク、ショッピングモール、レストランなど、土日よりも人が少なく快適に利用できます。行列ができる施設や人気店も、土日に比べて空いています。
予約が取りやすい
病院や美容院といった生活で利用するサービス、ホテルや旅館、飛行機などの旅行時の予約、人気のアミューズメント施設や観劇など、平日の方が空いているので、希望日に予約が取りやすいです。
平日割引や平日価格でサービス利用できる
スポーツジムやカラオケ、ゴルフ場や美術館など平日の方が安く価格設定されている施設が多いです。また映画館などの、平日の○○デーといった割引サービスも活用できます。
講座やレッスンなどの利用が快適
社会人向けの講座やレッスンは土日や平日の夜が混雑しやすいので、平日の午前中や午後など、混雑しづらい時間帯を快適に利用できます。参加人数が少ない方が講師の目も行き届きやすく、質問や会話しやすい環境が得られる可能性もあります。
旅行の価格が安い
ホテルや旅館、飛行機などの予約が取りやすいだけでなく、土日に比べて安く価格設定されている傾向があるので、お得に旅行ができます。
仕事を休まず役所や銀行の窓口が利用できる
基本的に平日のみ窓口が空いているため、平日休みの方が手続きしやすいです。夜間や土日に空いている窓口もありますが、提供サービスが限られていたり混雑しやすいので、平日休みの方が公的機関など利用しやすいでしょう。
土日出勤手当が支給される企業もある
シフト制で勤務する企業では、土日出勤手当を支給するケースもあります。シフトの場合は土日に休みが取れることもあり、土日に休みたい人同士での調整が行われます。子どもがいたり、家庭の事情で土日休みの希望者が多い傾向もあるので、土日に出勤することで手当を支給してバランスを取っています。
2.平日休みのデメリット
多くの人が土日休みのため、休みは土日という前提でものごとが進められやすいことや、いろいろなサービスが土日休みの人に合わせた設計になっている点がデメリットとして挙げられます。
家族や友人と予定を合わせづらい
土日休みの働き方が多いので、お互いが有給休暇を取るか希望休を調整するなど、予定を合わせるのに時間がかかりやすいです。
同じ曜日の休みの人との付き合いが増えるなど、交友関係に変化があるかもしれません。
土日開催のイベントに参加しづらい
ライブやフェスなどの大型イベント、スポーツの試合、地域のお祭りやマルシェなど、多くの人を集客する(したい)イベントは土日開催が多いです。
結婚式も招待客の多くが参加しやすい土日に行われることが多いので、調整が必要になります。
長期休暇が取りづらい
カレンダー通りの勤務であれば、自然とGWや年末年始は長期休暇となりますが、平日休みの場合は自ら調整しないと長期休暇を取りづらいでしょう。
平日休みのサービス・施設も多い
月曜日休館の多い美術館や図書館、火曜日定休が多い美容院、水曜日定休の多い不動産……など、感じないでしょうか?平日休みで曜日固定の場合、利用したいサービス・施設と休みが重なって使えない場面も出てくる可能性があります。
仕事の連絡が来ることがある
お客様と自分の休みが違う場合、シフト休みで毎日会社が営業日の場合、もしかしたら休日に仕事の連絡が入り対応しなければならないことがあるかもしれません。
世間の休み気分に乗りにくい
年末年始やGWなど世間がお休み気分のときに繁忙期を迎えることもあるでしょう。売上的にはうれしい反面、世間と同じお休み気分はなかなか味わえません。
資格試験の受験日が土日に設定されやすい
多くの人が受験できるように土日開催が多いため、受験を申し込む前に休みが取れるよう調整が必要になります。
そこで、いろんな休日の過ごし方で、平日休み・土日休みを比較してみました。

3.自分に合う休日タイプチェック
3つの平日休みと、土日休みの4パターンの休日タイプから、自分に合う働き方・休み方をチェックしてみましょう。
当てはまる選択肢が多いほど、マッチ度が高いと言えます。
完全平日休みタイプ
- 人込み、混雑が苦手で避けたい
- ひとりで過ごすことが好き
- 一緒に過ごす家族やパートナー、身近な友人が平日休み
- 規則的な生活を送りたい
平日・土日の混合休みタイプ
- 平日休みと土日休みのいいとこ取りをしたい
- ひとりで過ごす時間も、誰かと過ごす時間もほしい
- 水・日曜休みなど連休にならなくても気にならない
シフト休みタイプ
- 決まったサイクルで動くのが苦手
- 変化を楽しめる
- 連休にこだわらない
土日休みタイプ
- 一緒に過ごす家族やパートナー、身近な友人が土日休み
- イベントに参加するのが好き
- 混雑は気にならない
- 世間が休みの日に自分も休みたい
- 規則的な生活を送りたい
なお、毎週の休日だけでなく、企業ごとの休暇制度も要チェックです。
「バースデー休暇」「アニバーサリー休暇」「アクティブ休暇(例:長期休暇制度)」「イベント休暇(例:参加したいイベント日に休める制度)」など、企業独自の制度で休日の過ごし方の幅が広がる可能性も大いにあります。
- 平日休み 14%(86%が仕事をしている)
- 土曜日休み 43%(57%が仕事をしている)
- 日曜日休み 63%(37%が仕事をしている)
仕事をしている人のうち、土曜日は43%、日曜日は63%の人が休日であることがわかりました。
土日休みの仕事が多いものの、隔週2日休み(土曜日は月2回出勤)といった働き方も多いため、土曜日に仕事をしている人が多いと言えるでしょう。
上記数値からも、平日休みは混雑が避けられる、ゆったり過ごすのに向いていることがわかります。
※1 算定元データ
有償労働者(仕事を持っていない人も含む、曜日別で仕事をしている人の割合):平日50.2%、土曜日33.5%、日曜日21.5%
総務省「平成28年(2016年)社会生活基本調査」より
就業率:58.1%
総務省「平成28年(2016年)労働力調査」より
まとめ
平日休みのメリット・デメリット、休日タイプチェックをご覧になって、平日休み・土日休みどちらの方が過ごしやすいと感じたでしょうか?
平日休みのメリット
平日休みのデメリット
好きな休日の過ごし方や家族構成などによって、求めるものが違ってくると思います。
休日を重視したい方は、平日休み・土日休みなど、希望に合わせた仕事を探すことも心地よい暮らしの第一歩です。
「休日」の優先順位を定めながら、転職や仕事選び、働き方を考える機会にしてください。