
リフォームの仕事に興味があり、千葉でリフォームの求人を探している方は多くいらっしゃると思います。
経験者の方はもちろん未経験者の方も多くいらっしゃるでしょう。
この記事では、リフォームの仕事に興味のある方が、自分にマッチしたリフォーム会社の求人を選ぶためのTipsをご紹介したいと思います。特に未経験でリフォームの仕事をしたいという方に参考にしていただきたいと思います。
なぜなら、同じリフォームの求人でも、会社の特徴によって、入社後のキャリア形成が大きく変わるからです。
例えば、その会社の事業上の強みや社風、教育体制などによって、身につくスキルの範囲やスキル習得のスピード、レベルなどが変わります。
ですので、どんな要素によって、入社後のキャリア形成が変わるのかをつかんだ上で、求人探し、求人選びをすることが望ましいのです。
そんなTipsをご紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
1.千葉でリフォームの求人を探している方のための求人選びのTips
Tips1:リフォームの求人を事業形態で分けてみる
求人選びのTipsの1つ目として、リフォーム会社の求人を「会社の事業の特徴」で分類することをお勧めします。
なぜなら、事業の特徴によって、社風や教育体制、キャリアビジョンなどが想像しやすいからです。また、未経験からチャレンジしやすいかどうかなども判断可能です。
ここでは、大まかに次の6つの種類に分けてみました。それぞれ特徴について解説しますので、参考にしていただければと思います。
①リフォーム専門の会社
1つ目はリフォーム専門の会社です。
リフォーム専門の会社の特徴は、様々な分野において専門性や強みを持っている会社が多いということです。
例えば、キッチンやお風呂など水まわり工事に特化している会社もあれば、外壁・屋根の塗装を専門に行う会社もあります。
また、デザイン性の高いリフォームが得意な会社、耐震改修の技術がある会社、介護・福祉系のリフォームが得意な会社などもあります。新浦安や幕張などのエリアによっては、マンションリフォームを専門にしているような会社もありますね。
ですので、リフォームの中でも、自分がどの分野のスキルを磨きたいかによって、選ぶべき会社が変わるはずです。しっかりとその会社の得意分野をつかみましょう。
リフォーム専門の会社の特徴として考えられるのは、比較的、創業社長が経営している会社が多いということです。リフォームは新築に比べて歴史が浅く、新築関連の会社でリフォームに関わっていた方が独立したり、職人から独立したりというケースも少なくありません。
これらの会社は小規模な会社も多く、未経験者の採用にも力を入れています。2つ目のTipsでご紹介しますが、任される仕事範囲が広いことも多いので、社長や創業メンバーの技術やスキルを直接学びながら、早いスピードで成長していくといった環境の会社もあります。
興味のある分野に特化してスキルアップのスピードを高めたいというような方には特に向いているのではないでしょうか。
②ハウスメーカー系のリフォーム会社
もともと大手ハウスメーカーが自社で建てた新築物件のアフターメンテナンスをするといった会社が多かったですが、今は他社メーカーのものも対応しているところが多いようです。
会社の規模が大きいので、多くの支店を持ち全国規模で対応しているという特徴があります。リフォームの分野に関しては幅広くオールラウンドに対応しているケースが多いですね。
規模が大きい会社が多いので、キャリアアップの方向性がいくつも選択できます。複数のエリアで活躍したり、新規支店の立ち上げを経験したり、マネジメントスキルを活かして、複数のエリアを統括するようなエリアマネージャーを目指したり。
その他、リフォーム分野での経験をもとに、新築分野に異動するなんてことも検討できるかもしれません。
応募を検討するにあたっては母体が大きいので、本社採用や統括エリア採用となるケースが多いでしょう。規模が大きく、新卒者の採用に力を入れている企業が多いので、中途はキャリア(経験者)採用になるケースが多く、未経験の中途転職者には少しハードルが高いかもしれません。
③住宅設備・建材メーカー系のリフォーム会社
3つ目は、住宅設備・建材メーカー系列のリフォーム会社です。
ユニットバス・トイレ・キッチン・サッシなど住宅設備や部材を製造販売している会社のリフォーム部門となります。LIXILやTOTOといった企業がイメージしやすいのではないでしょうか。
メーカー直営ではなく、地域のリフォーム会社がFCとして加盟しているケースもありますが、基本的には自社ブランドを中心とした設備に関わるリフォームに強く、トイレやキッチンといった部分リフォームからお客様と接点を持つケースが多いでしょう。
【キャリアを考えるにあたってのポイント】
住宅設備に関する細かい知識を収集し、専門的なアドバイスを行うことが可能です。最終的には自社メーカーを選んでほしいという本音もあるので、少し販売職に近い点があるかもしれません。
各メーカーとも本社で商品研修や接客研修など教育体制が充実しているのも特徴です。小さいFC店に入社したとしても、教育環境に恵まれている可能性はあるでしょう。
②のハウスメーカー系列と同じく、比較的規模の大きい会社が多く、千葉で働きたいといったエリア限定で勤務するには会社をしっかりと選ぶ必要があります。FC店であれば、地域限定で転勤のない働き方も可能ですね。
メーカー系列なので、そのメーカー、ブランドに興味があるかは大事なポイントとなりますね。いきなり総合的なリフォームの相談を受けるケースは少ないですが、専門分野を武器にお客様との距離感を縮めていけるので、未経験の方でも活躍しやすい環境があるのではないでしょうか。
④工務店
4つ目は、地域の工務店です。地域の工務店がリフォーム分野の新会社を立ち上げたり、事業部を設けているケースですね。
もともと地域の工務店として新築住宅を手掛けてきているので、施主さんなどの既存のお客様をメインに幅広いリフォームの相談を受けるという流れが多いようで。工務店らしく知識や経験が豊富な腕の良い職人を抱えていることが多いように思います。
地域密着の小規模が会社が多いため、新築を本業にしながら、リフォーム分野を新規に立ち上げたというケースが多いでしょう。腕の良いベテランメンバーと数名で二人三脚で部門を伸ばしていくといった状況が想定されます。
体系だった教育体制が整っている環境はあまりなく、先輩に帯同してOJTで仕事を学んでいくケースが多いのではないでしょうか。とはいえ、小さな改修から増改築、リノベーションなど、新築で関係を構築しているお客様からの幅広い依頼を受けるため、広範囲の知識やスキルを身につけることが可能です。
⑤設計事務所
5つ目は、設計事務所です。
デザイン力の高さと柔軟性に富んだ設計を強みにリフォームを行う会社です。ビフォーアフターなどのようなリノベーションなどを手掛けていることも多いのではないでしょうか。
建築家・設計士・建築士といった専門家集団の会社が多く、④の工務店と同じ様に、あまり大きな規模の会社はありません。
建築家・設計士・建築士で構成されているケースが多く、これらの専門職を目指していないと入社は難しいでしょう。リフォーム業界の醍醐味としてリノベーションに憧れる方は少なくないと思いますが、未経験者の採用をしているケースも少なく、これらの会社で働きたい方は、別の企業でしっかり経験を積んだ上で、セカンドステップとして転職を検討するのが現実的かもしれません。
⑥その他
①~⑤以外のリフォーム会社としては、「インテリアショップ・家具メーカー系」「家電量販店・ホームセンター系」「水道・電気・ガス会社などのインフラ系」などが挙げられます。
自社のお客様に新規サービスとして提案する新規事業であるケースが多いですね。
いずれの業態もリフォーム分野を新規事業として伸ばしていきたいというケースが多いので、新規部門の立上げや成長に貢献したいという方に向いているかもしれません。
環境によっては、専門業者や他のリフォーム会社との取次を行うだけといったこともあるので、役割をしっかり確認しておくことが大事です。
規模の大きな会社が多いですが、千葉には、地域密着のインフラ会社もあるので、リフォーム分野での地域採用も十分考えられますね。
Tips2:リフォームの求人を仕事の範囲で分ける方法
リフォームの仕事は大きく2つの職種に分類できます。「営業」と「施工管理」です。
とても簡単に説明すると、営業は、お客様のリフォームに関する希望をヒアリングし、自社でのリフォームを提案する仕事。施工管理は、リフォームの受注後、工事を計画通り、円滑に進めるために全体を管理する仕事です。
リフォーム会社においては、この2つの職種が分業されているケースもあれば、統合されているケースもあるのが大きな特徴です。
どちらの会社を選ぶのかによって、大きく環境が変わりますので、この点を押さえておきましょう。
①「営業」と「施工管理」が統合されている会社
自分がすべての窓口となりますので、お客様の要望に応じたリフォームが完了した際はとても大きなやりがいを感じることができます。また、相談の段階でも、お客様のニーズを汲み取りながら、幅広い提案ができるのも醍醐味です。
ただ、営業スキルに加え、商品や工事の知識も必要ですし、現場の職人を取りまとめるスキルも求められます。特に年齢が若かったり、工事関連の知識の乏しい初期の頃は苦労することも多いでしょう。
創業社長のいるリフォーム専門会社や工務店のリフォーム部門などは、営業と施工管理が統合されているケースが多くあります。社長自身がすべてを担当してきたことも多いため、その技術を継承していくこともできます。リフォーム分野のスキルを素早く徹底的に身につけて成長したいということであれば、営業と施工管理が統合されている会社がお勧めです。
②「営業」と「施工管理」が分業されている会社
規模の大きい会社では部門が明確に分かれており、営業も施工管理もそれぞれ、新卒から専門職として育てている会社も多くあります。ショールームを設置し来店型のスタイルのリフォーム会社などでは、接客からお客様対応を行う営業と、受注後に工事の段取りを行う施工管理がうまく連携をとってお客様を担当するケースも多いですね。
どちらかに特化してスキルを磨きたいということであれば、これらの分業型の会社を選ぶのが良いでしょう。
2.ちばキャリに掲載されているリフォーム会社の求人
前章のTipsを参考に、各求人を分析してみると良いでしょう。
新築分野もリフォーム分野も手掛ける中堅規模の会社です。
営業と施工管理がしっかりと分業されています。
水回りに強いことはもちろん、内・外装、エクステリアまで幅広く対応しています。
施工管理業務を一部担う他、インテリアコーディネーターとの連携など幅広い業務に携われそうです。
小規模ですが、施工管理と営業は分業されています。
3.まとめ
この記事では、リフォームの仕事に興味のある方が、自分にマッチしたリフォーム会社の求人を選ぶためのTipsについて紹介させていただきました。
同じリフォーム会社でも、会社の特長や仕事の範囲によって、働く上でかなり大きな差があることがわかっていただけたのではないでしょうか。
また、2章で実際に求人募集を行っているリフォーム会社を見て、各社のリフォーム事業に携わるまでの歴史や仕事の仕方に大きな違いがあることも実感していただけたのではないかと思います。
リフォーム会社を一括りにせず、細かい特徴をしっかりと掴んだ上で、自分にマッチしたリフォーム会社の求人を見つけてください。