未経験からIT業界への転職|転職エージェントお勧めの千葉の転職ノウハウ

IT業界への転職

プログラミングなどの技術とはこれまで無縁だったけど、成長分野であるIT業界に転職したい。
転職を検討するにあたって、IT業界に興味を持っている方は多くいらっしゃると思います。

業界未経験の方にとっても、IT業界への転職はとても魅力的な選択肢の1つです。

なぜなら、IT業界はこれからまだまだ成長が見込まれる分野ですし、給与水準も比較的高い、さらに、未経験でもスキルアップのサポートをしてくれる環境が多くあるからです。

※参考 業界別平均年齢ランキング 出典:DODAアンケート
業界別平均年収

しかし、千葉というエリアでIT業界に未経験から転職を検討するにあたっては、いくつかの注意が必要です。なぜなら、一般的にIT業界として語られる時の企業群と千葉県のIT企業群では、状況が大きく違うからです。

一般的にIT業界について語られる際には、大手企業やベンチャー企業を始め、大きく成長している企業が多く含まれています。しかし、その多くの企業が首都圏の中でも都内に集中しており、千葉のIT企業とは大きな差があります。例えば、企業の規模受託開発の比率など、雲泥の差があります。

ですので、一般的なIT業界に関するイメージで千葉のIT企業への転職を検討すると、地域性のギャップに驚いてしまう可能性があるのです。

そこで、この記事では、千葉で未経験からIT業界に転職するにあたって知っておいてほしい知識をもとにアドバイスをまとめます。

1.千葉県で未経験からIT業界に転職するのにおすすめの3つのノウハウ

この章では、千葉で未経験からIT業界に転職するにあたって知っておいてほしい3つのノウハウをご紹介します。

①1社目としてはSES企業は避けた方がよい

千葉で未経験からIT業界に転職するにあたって知っておいてほしいノウハウの1つは、1社目としてはSES企業は避けた方がよいということです。

なぜなら、SES企業では、スキルアップしたい言語や分野を自ら選択することが難しく、案件や職場環境に依存する可能性が高いからです。

SES(System Engineering Service)とは、システムエンジニアやネットワークエンジニア、運用・保守を担うエンジニアなど、ITエンジニアを企業に派遣し、特定の業務に対して労働力を提供するサービスですので、SES企業での勤務に当たっては、派遣先によって、関わる分野、関わる工程、開発する言語、勤務する場所、学べる環境が大きく変わるのです。

スキルアップしたい言語や分野を自ら選択することが難しく、案件や職場環境に依存する可能性が高いというのはどういうことか、いくつか具体例を挙げてみます。

SES企業で勤務するにあたっては、例えば、次のようなことが考えられます。

SESではどちらかというと安定した技術を求める傾向にあり、プログラムの実装作業やテスト業務にあたることも多い
・下流工程の仕事が多かったり、プロジェクトの部分的な内容にしか携われないケースも多い
・客先常駐の勤務形態なので、自社への帰属意識を感じにくい他、スキルアップ環境の構築が難しい
・都内に求人が集中しているため、自社の保有する案件状況によっては、結局、都内勤務になることも考えられる
・短期間で担当案件が変わり、安定したスキルアップができない

もちろん、SESで勤務するには、多くの分野に関われる」「幅広い知識や技術が身につく」などのメリットがあります。しかし、案件や職場環境に依存する可能性が高いため、未経験で1社目となるとそれらのメリットを享受できる可能性はあまり高くないと言えるでしょう。

特に、千葉のIT企業を見てみると、中小規模のSES企業が多く、受託開発や自社開発で経営を成り立たせている企業が少ないのが実情なのです。ちばキャリに掲載中のIT企業においても、社員数100名を超える規模の企業はほんの数社にとどまっています。

もちろん、都内のIT企業においてもSESを中心に経営している企業は多くあるのですが、規模感が異なります。システム開発の仕事は圧倒的に都内に集まっているからです。

規模が大きく、抱えている案件が多ければ、希望の分野に携われる可能性も増えますし、そのための教育体制も充実できます。ですので、未経験からSES企業への転職を選択するのであれば、都内の規模の大きい企業や教育体制の整備された企業を選ぶことがお勧めです。相対的に、千葉の中小のSES企業の優先順位は低くなるでしょう。

以上のことから、千葉で未経験からIT業界に転職するにあたっては、1社目としてはSES企業は避けた方がよいと考えます。

もちろん、技術力を身につけた上で、自分の働き方の選択肢とマッチするようであれば、SES企業で働くことも良い選択となります。また、特定の分野に強みを持ったSES企業であれば、派遣先に囚われず、その分野における専門的なスキルを磨くことも可能です。

実際、ちばキャリエージェントに登録するITエンジニアの方でも、千葉のSES企業を検討する方は多くいますし、未経験から専門性の高いSES企業に転職して活躍している方もいます。
ですので、SES企業への転職が全くダメだということではなく、転職を検討する優先度の話であることはご理解ください。

②独学である程度チャレンジしてから検討した方がよい

千葉で未経験からIT業界に転職するにあたって知っておいてほしいノウハウの1つは、独学である程度チャレンジしてから転職を検討した方がよいということです。

なぜなら、プログラミングのスキルや働き方など、IT業界での仕事には特別な適性が問われることが多いからです。

IT業界の仕事では、例えば以下のようなスキルが求められます。

・論理的な思考
・問題解決力
・達成力(納期に間に合わせる)
・粘り強さ(一人でコツコツと仕事と向き合う)

プログラミングそのものに対する適性もありますが、サービスローンチ前は納期に間に合わせるため、ぎりぎりの状態で開発し続けるといった状況もあり得ますし、客先常駐であれば、社内の人間はほとんどおらず、孤独な環境の中で黙々と仕事を続けるということもあります。

仕事や働く環境に求められる特性が他の職種とは大きく異なりますので、それらに環境に適性があるかどうかはとても重要です

ですので、未経験からIT業界への転職を考えている方は、まずは独学である程度チャレンジした方がよいと考えます。

ネットや本を頼りに何か簡単なプログラムを作ってみることもよいでしょうし、IT系のスクールの講座を受講することもよいでしょう。今は、イーラーニングの環境がかなり充実しているので、ITスキルを学ぶチャンスは数多くあります。
また、IT業界への転職に強い転職エージェントでは、無料のIT研修を行っている会社も多くあります。そのような転職エージェントを活用して、ITの仕事に触れることも大事です。

その上で、やっていけそうだという感触がつかめてからIT業界への転職を本格検討するということをお勧めします。ですので、興味本位や成長分野で給与アップが期待できるとかいった甘い考えで転職すると、転職後に後悔する可能性もあるので要注意です。

その他、IT業界は技術の進歩も早いので、技術をキャッチアップするために継続的に学び続けていくということも必要です。自分の技術力アップに情熱を燃やせられないと、30代、40代になってから取り残されるということも考えられますので、その点を留意して、転職を検討しましょう。

③なぜ千葉で働きたいのかを明確にした方がよい

千葉で未経験からIT業界に転職するにあたって知っておいてほしいノウハウの1つは、なぜ千葉で働きたいのかを明確にした方がよいということ。

なぜなら、ITの仕事は勤務地を限定する必要がないからです。というのも、ITの良さはエリアに囚われないこと。どこでも開発でき、どこでも働けることが最大のメリットだからです。

ですので、千葉で働きたいと考えた時に、その理由を明確にしておかないと、IT業界の仕事を選択するメリットがありません。

千葉で働きたい理由や働き方としては例えば

・千葉が好きで離れたくないので、都内本社の会社に勤め、リモートで働く
・千葉に本社のある会社のサービスが好きで、そこの開発部門で勤めたい
・都内までの通勤はどうしても避けたいので、クライアントが千葉限定のSES企業に勤める

など。

千葉でIT業界への転職を考えるのであれば、千葉の企業に転職することはもちろんですが、千葉で働くということを最大限優先して働き方を検討することも大事なのです。
技術力があれば、千葉の企業に転職しなくても、千葉というエリアで勤務できるのもIT業界に転職するメリットとなるでしょう。いずれにしても、高い技術力を身につける方法を考えることが大事です。

千葉には、京葉コンビナートや幕張新都心があり、いくつかの規模の大きな企業や独自サービスを展開している企業もあります。SESとしてそれらの企業に常駐することもできるでしょうし、直接雇用されることもあるでしょう。そのためには、どうやって、どのタイミングで千葉で働くかということを考えることも1つの選択肢です。

しっかり検討したいのは、今すぐに千葉で働く必要があるのかということです。例えば、20代に都内のIT企業でスキルをしっかり身につけた後、30代前になって千葉で転職するという選択肢もあるのですから、なぜ千葉で働きたいのかを明確にし、転職の時間軸を考えることをお勧めします。

2.千葉県で未経験から転職できるIT業界の仕事

この章では、未経験から転職を検討しやすいIT業界の仕事についてご紹介します。

①プログラマー

プログラマーの基本的な業務内容は、システムエンジニア(SE)が設計した全体のプログラムの仕様書に基づいて、システムが作動するようプログラミングを行うことです。

プログラミングはコンピュータに対する命令文をコードで書いていく業務ですが、同じ命令でもコードの書き方は何種類もあります。よりわかりやすく、かつメンテナンスがしやすい書き方を習得することが求められます。

また、コードを書くだけでなく、バグを見つけることも必要です。プログラムが正常に作動しない際には、SEと連携して仕様を修正することが求められます。

関わる分野は幅広く、物流や金融などの企業が使用するシステムのほか、スマホアプリやゲーム、IT家電など、身のまわりのあらゆる場所でプログラムが活用されます。

②SE

システムエンジニアの業務内容は、クライアントへのヒアリングを通じて要求に最適な仕様のシステム開発をおこなうことです。いわゆる要件定義と言われるもので、顧客やクライアントが実現したい機能や性能をまとめた上で、システムの観点からユーザーの要望の実現方法を提案します。この要件定義のプロセスを上流工程といいます。

上流工程だけでなく、実際の開発、プログラミングなどの下流工程も担当します。プログラミングに関しては、プログラマーに依頼することもあれば自分自身でプログラミングをすることもあります。
また、システム開発業務だけでなくメンバーや予算といったプロジェクト全体の管理をすることも任されます。

③サーバーエンジニア

サーバーエンジニアの仕事は、サーバーを、ゼロから構築・設計し、管理保守をすることです。サーバーエンジニアの仕事にも上流工程と下流工程があります。

上流工程では、「どのサーバーを何台使うか」「コストは適切か」「容量は足りているか」などの設計を行い、下流工程では、サーバー機器を設置したり、サーバーを電源やその他の機器とケーブルでつなぐ配線作業の他、サーバー機器にOSをインストール、設定する構築業務があります。

また、その他、「運用・保守」として、構築したサーバーの監視を行い、サーバーダウン、ハッキング、エラーといった障害に対応したり、バックアップやセキュリティの見直しなども行います。

④ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアの仕事は、快適な通信環境を整えるするために、コンピューターネットワークの構築・保守・管理を行うことです。上流工程から下流工程にかけて3つのフェーズがあります。

クライアントの要望に合わせて、「セキュリティはどうするか」「誰にどういった権限を与えるか」などを考える設計のフェーズ、具体的に、企業内で使用するコンピューターや電子機器同士をLANでつないで、最適なネットワーク環境を構築する構築のフェーズ、ネットワークやサーバーに不具合がないかをチェックし、その動作をクライアントに報告することや、監視ツールを使って故障やトラブルを発見し、対応する運用・保守のフェーズです。

基本的な業務はマニュアル化されていることが多いので、ITやネットワークの知識が少ない人でもスタートしやすい仕事となります。

④セキュリティエンジニア

セキュリティエンジニアの仕事は、ネットワークやシステムを外部のIT攻撃から守ることを目的に、ネットワークやシステムの弱点(脆弱性)を見つけ出し、それを補うためのセキュリティシステムを提案・提供していきます。
こちらも他のエンジニアの仕事と同じように、上流工程から下流工程の中で、「設計」、「構築」、「運用・保守」といったフェーズに分かれます。

クライアントの既存システムの状況や運用形態を把握し、どのようなセキュリティシステムが必要かを検討する「設計」のフェーズ、その上で実際にセキュリティシステムを構築する「構築」のフェーズ、セキュリティシステムを常に最新にするためのアップデートを行なったり、不具合がないかをチェックしたりする、「運用・保守」のフェーズの3つとなります。

⑤営業

IT業界の営業は、大きく2つあります。1つは、いわゆるIT営業、もう1つはSES営業です。

IT営業の仕事はIT関連の製品やサービスを販売・提供することです。情報システム開発やソフトウェアの導入、Webを活用したマーケティング、Webサイトやコンテンツ制作などを行います。

経営戦略に沿ってIT戦略を策定し、システム開発の提案やシステムの最適化を提案したり、プロジェクトの進捗管理や運用テストにも関わるほか、プログラマーやシステムエンジニア、デザイナーなど社内外の技術関係者とのコンタクトを取る場合もあります。取り扱う商品やサービスに関する専門的な知識が求められるので、営業職の中ではやや専門性の高い職種といえます。

SES営業の仕事は、前述したSESの業務で、企業にエンジニアの紹介を行い、派遣することです。大きく分けて、「クライアント開拓」、「エンジニア紹介」、「アフターフォロー」の3つの役割があります。

システム会社を中心に自社のプログラマーやエンジニアを派遣するためのクライアントを開拓し、お客様の希望条件にマッチするプログラマーやエンジニアを紹介し、派遣後に問題がないように調整役を担う仕事となります。

3.未経験からIT業界に転職するのに向いている人

①論理的に考えることが好きな人

未経験からIT業界に転職するのに向いている人の特徴の1つは、論理的に考えることが好きな人です。

プログラミングは、プログラムの処理の順番を考え、ほしい結果を得ることにより効率的なプログラムを作るという作業なので、論理的に物事を考えることが求められます。

②課題解決をすることに情熱を燃やせる人

未経験からIT業界に転職するのに向いている人の特徴の1つは、課題解決をすることに情熱を燃やせる人です。

どうすればお客様の課題を解決できるかという設計から、具体的なプログラムのバグや不具合の修正までうまくいかないことを解決するまでやりきることが求められます。達成することにやりがいを感じられる人は向いていると言えるでしょう。

③常に学び続けられる人

未経験からIT業界に転職するのに向いている人の特徴の1つは、常に学び続けられる人です。

IT業界は技術が日々進歩していて、お客様の課題解決のために最適な方法も変化します。最先端の技術を駆使して、生産性やコスパの高いシステムを開発するためには、それらの知識をキャッチアップし、スキルを磨き続けなければなりません。その点で、常に学び続けることが重要です。

4.未経験でIT業界に転職できる千葉の求人一覧

ちばキャリに掲載中のIT求人で未経験からチャレンジ可能な求人をご紹介します。

SE・プログラマーの求人

ネットワークエンジニア・サーバーエンジニア・セキュリティエンジニア

ヘルプデスク・テクニカルサポート

転職エージェントが仲介できる、未経験からチャレンジ可能な求人

5.まとめ

この記事では、千葉というエリアでIT業界に未経験から転職を検討するにあたっての注意点について解説しました。
IT業界と言っても、都内と千葉では、企業の規模感や特徴が大きく異なります。それらを理解した上で、どんなことに留意して転職を検討すればよいか。

①1社目としてはSES企業は避けた方がよい
②独学である程度チャレンジしてから検討した方がよい
③なぜ千葉で働きたいのかを明確にした方がよい

といった3つのことを念頭においておいていただければと思います。

前述したとおり、IT業界はこれからまだまだ成長が見込まれる分野ですし、給与水準も比較的高く、未経験でもスキルアップのサポートをしてくれる環境が多くある魅力的な業界です。
未経験からでもぜひ積極的にチャレンジしていただければと思います。

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