転職は未経験でもOK!未経験での転職を成功させるための5つの条件

未経験の業界や未経験の職種に転職するのは難しいのではないかと感じていませんか?
実は、そんなことはありません。

結論を申し上げると未経験で転職することは十分に可能です。ですが、それにはいくつかの条件があります
それらの条件を満たさないと、転職活動自体が難航する可能性がありますし、転職ができたとしても長続きしないという可能性もありますので注意が必要です。

この記事では、未経験での転職を成功させるための条件について解説します。

ちなみに、ここ最近、総じて未経験者の採用に力を入れている会社は増えています。中途採用を重視する傾向も高まっていますので、未経験での転職を検討している方にとってはチャンスですね。

「doda(デューダ)」の掲載案件をまとめた。職種未経験でも対応する求人は、2021年11月に20年1月比3%増とコロナ前を超え、22年1月は同11%増だった。IT(情報技術)系はシステムインテグレーターを中心に未経験対応の求人が増加。電気や機械系の技術者は、自動車の生産復調により開発やテストなどの受託企業や派遣会社から未経験者のニーズが戻った。
※参照元:日経新聞

1. 未経験での転職を可能にする5つの条件

未経験での転職を可能にする条件として、転職活動における時系列に合わせて5つピックアップしました。これらの条件を満たした上で、未経験での転職を成功させましょう。

“未経験での転職 つの条件”

自分の強みや興味を把握していること

未経験で採用されやすい職種を把握していること

仕事内容と求められるスキルを理解していること

その仕事をやりたい理由を明確に持っていること

早急にキャッチアップする努力をすること

 

Point1 自分の強みや興味を把握していること

未経験での転職を成功させるための1つ目の条件は、自分の強みや興味を把握していることです。

なぜなら、自分の価値観や適性にマッチした仕事を選ばないと入社後に大きなストレスを感じることになりますし、活躍したり、長く続けることは難しいからです。
この自分の価値観や適性を知るためにも、自分の強みや興味を把握することが大事なのです。

例えば、

・周りのメンバーとワイワイガヤガヤと協力しながら何かを実現するのが好きなのに、データ入力などの社内コミュニケーションの少ないデスクワークの仕事に就く。

初対面でのコミュニケーションが苦手なのに、収入が良いからと言って新規開拓の営業職にチャレンジする。

といったことは、ストレスになったり、長続きしない可能性が高いというのは想像がつくでしょう。

極端な事例だと感じるかもしれませんが自己分析によって自分の強みや興味を把握しておかないと、求人広告のキャッチコピーに惹かれたり、その時に心理状態によって予想外の選択や決断をしてしまうことは少なくありません。

ですので、転職活動の軸をしっかり定めるという意味でも「自分の強みや興味を把握しておく」ことは、未経験で転職での転職を成功させる重要な条件となります。

\ 自分の強みや興味を把握する方法 /

自分の強みや興味を把握する代表的な自己分析の方法として、「Will・Can・Must」を使ったフレームワークをご紹介します。簡単に言うと、「やりたいこと・できること・すべきこと」から自分を見つめ直すというフレームワークです。

■Will
自分がやりたいことやなりたいことです。自分の将来像や仕事を通じて実現したいことなどを考えます。なかなか思いつかない場合は、人の役に立ちたいとか、感謝をされたいといったように抽象度を上げることも効果的です。

具体的には、例えば、転職をしようと思ったきっかけについて振り返ります。このときに、今の会社への不満などネガティブな理由ではなく、「どんな自分になりたいのか」というポジティブな面に目を向けることが大切です。「なぜ転職したいのか?」「どんな仕事をしたいのか?」を徹底的に見つめ直すことで、自分の興味がつかめてきます。

また、将来像をイメージするにあたっては、その理由を考えることも大事なポイントです。自分にとって好きなことや楽しいことを考えるところから始めることで、なぜ、その将来像を望んでいるのかが鮮明になります。


■Can
自分ができることです。スキルやこれまでの経験など、自分がどんなことをやってきたのか、どんなことを実現してきたのかを考えます。

具体的には、自身のキャリアについて振り返ります。その際、自分の役職や立ち位置を把握した上で、どんな仕事に取り組み、どんな成功体験・失敗体験をしたのかについて振り返ることが大切です。

成功体験を積むためにどんな努力をしたのか、失敗体験をどうやって克服したのかなど、自分の行動についても具体的に思い出し、書き出すとより効果的です。仕事上で考えるのが難しいときは、学生時代の経験を振り返ることも有効ですね。

■Must
自分がやるべきことです。社会や会社から求められているスキルや経験を考えます。具体的には、自分が周囲から何を求められているのか、何をやるべきなのかを考えます。

未経験での転職においては、なかなかイメージがつかないかもしれませんが、キャリアプランを考えるにあたっては、自分が組織や社会の中でどのような存在になるか、どのように周りと関わるか、どのように貢献するか、という点で重要となります。
また、WillやCanが見えてくるとMustも見えやすくなってくるものです。

この、「Will・Can・Must」をもとに自分の興味や強みをしっかり把握しましょう。また、このフレームワークを使ってキャリアプランを描く方法については別記事(「営業職として10年後のキャリアプランとは」)に記載してありますので、そちらも参考にしてみてください。

Point2 未経験で採用されやすい職種を把握していること

未経験での転職を成功させるための2つ目の条件は、未経験で採用されやすい職種を把握していることです。

なぜなら、企業が経験者採用を好む職種においては、仮に求人票に未経験可の表記があったとしても、選考を通過するのはなかなか難しいからです。

例えば、経理事務の募集。
未経験可の募集であっても、仕訳に関する基礎知識や現金管理の経験がある方が圧倒的に有利となります。ですので、未経験で応募しても選考通過の確率はとても低くなるのです。

ただ、未経験で採用されやすい職種を把握することで、逆に未経験で採用されにくい職種に就くにはどうしたらよいかというキャリアプランを描くことが可能となります。
どうしても経理の仕事に就きたいということであれば、まず、未経験で採用されやすい一般事務の仕事に就き、その職場において経理関係の仕事に携わるチャンスを伺う。そして、必要な経験を積んだ上で再度転職するというようなキャリアプランを立てることが有効となるのです。

なお、未経験で採用されやすい職種を把握するにあたっては、入社後に経験者とみなされるまでにどれくらいの期間が必要となるかも把握しておくと良いでしょう。
未経験でも入社後に比較的早く活躍できるような職種もあれば、一人前になるまでに時間はかかるのものの、時間をかけて育成することを前提に採用する職種もあります。

例えば、営業職や販売職などは前者、溶接工や機械オペレータなどは後者となります。
ですので、転職の成功確率が変わってくるという点で、未経験で採用されやすい職種を把握していることは、未経験で転職での転職を成功させる重要な条件となります。

\ 未経験で採用されやすい職種 /

職種分類難易度
◆営業系
・法人営業
・個人営業
・ルート営業
◆販売系
・店舗スタッフ
◆事務系
・一般事務
・営業事務
◆建築土木系
・現場作業員
・施工管理
・CADオペレーター、設計
◆技術系(IT)
・プログラマー
・システムエンジニア
◆技術系(IT以外)
・機械オペレーター
・品質管理
◆運輸・物流系
・ドライバー
・倉庫管理
※「ちばキャリ」の掲載求人の未経験募集割合によって難易度を想定しています。

Point3 仕事内容と求められるスキルを理解していること

未経験での転職を成功させるための3つ目の条件は、仕事内容と求められるスキルを理解していることです。

なぜなら、多くの仕事が未経験から活躍できますが、その仕事において求められるスキルや資質などの特徴を理解しておかないと入社後に想像以上の苦労や困難に直面してしまうことがあるからです。
「こんなはずじゃなかった」という状態を避けるためにとても重要な条件となります。

例えば、住宅業界の営業の仕事。

同じ住宅業界で同じ営業職の仕事でも、取り扱う商品や分野によって成果を出すまでの期間が異なります。注文住宅の営業であれば、1棟を売るのに何カ月もかかることがある一方、リフォームの営業であれば、大きな工事や小さな工事を含めて、毎日、着実に受注を積み上げていくことになります。

ですので、注文住宅の営業であれば、成果を出すまで粘り強く種まきを続けるスキルが求められますし、リフォームの営業であれば、細かい受注を丁寧にこなしていくスキルが求められます。
注文住宅の営業のように1回の成果は大きくとも、その成果を出すために長い期間がかかることを理解していないと、そこで生じるストレスも想像できないので、入社後に「こんなはずじゃなかった」となる可能性が高まるのです。

仕事内容とスキルを理解しておくことで、入社後にミスマッチによる退職リスクを軽減できますし、成長スピードを高めることも可能になるという点で、未経験で転職での転職を成功させる重要な条件となります。

\ 仕事内容とスキルを理解する方法 /

仕事内容と求められるスキルを理解する方法として一番良い方法は多くの求人広告を読むことです。なぜなら、求人広告にはわかりやすい解説があったり、1日の仕事の流れや先輩の声の紹介など、より仕事内容を理解しやすいコンテンツが存在するからです。

例えば、1日の仕事の流れを読むことで、具体的な仕事のイメージがしやすいですし、先輩の声として仕事で成果を出した時のエピソードや苦労した時のエピソードが紹介されていれば、どんなスキルが必要なのか、どんな耐性が必要なのかのイメージもしやすくなります。

また、求人広告を読むにあたっては、新卒向けのサイトがお勧めです。なぜなら、社会人未経験の学生向けにコンテンツが構成されているので、未経験の職種や業種においての知識を得るにはちょうどよいからです。

興味を持った仕事と同業他社となる企業の求人を求人サイトで探し、じっくり読み込むことで、仕事内容やスキルを把握すると良いでしょう。

さらに、求人広告を読み込むことで、その仕事の内容や求められるスキルだけでなく、やりがいをつかむことも可能です。やりがいが明確になると条件の1つ目でご紹介した、Willのイメージがさらに膨らむという相乗効果もあります。

求人広告からやりがいをつかむ方法については、別記事(「ルート営業職の4つのやりがい」)でもご紹介しているので、こちらも参考にしてみてください。

Point4 その仕事をやりたい理由を明確に持っていること

未経験での転職を成功させるための4つ目の条件は、その仕事をやりたい理由を明確に持っていることです。

なぜなら、未経験から仕事をスタートするには様々な困難があるため最終的に熱意がないと長く続かないからです。

例えば、前述のリフォームの営業の仕事に就くとします。
未経験で営業活動をスタートするわけですから、当然、うまくいかない時期、苦労する時期に直面するでしょう。

その時に、何としてもこの仕事で一人前になりたいという意思があれば、それを乗り越えるための努力を積極的に行う事ができますが、その意志が弱ければ、この仕事を選択したことは正しかったのか?という疑念が生じ、できない理由ややらなくてもよい方法を考えてしまうようになるものです。

だからこそ、その仕事をやりたい理由を明確に持つことが大事なのです。

また、中途での未経験入社に関しては、仕事そのものだけでなく、環境面でも苦労することがあります。
例えば、新卒採用に力を入れている会社であれば、自分より年下ですでに戦力として活躍している社員が多くいるということもあります。
そのプレッシャーの中で仕事を行っていくことも考えると、その仕事をやりたい理由を明確に持って、多少の苦労は簡単に乗り越えてみせるという強い覚悟が必要となります。

そういう点で、その仕事をやりたい理由を明確に持っていることは、未経験で転職での転職を成功させる重要な条件となります。

\ その仕事をやりたい理由を明確に持つ方法 /

その仕事をやりたい理由を明確に持つ方法は、ロールモデルを探すことです。なぜなら、ロールモデルを通じて、その仕事を通じて何が実現できるかを明確にイメージすることができれば、実現への欲望が高まるためです。

例えば、未経験で機械オペレーターとして仕事をスタートしたとして、1年後にどのようなスキルが身について、同僚や後輩とどのような人間関係を構築しているかがイメージできれば、そこまではなんとしても到達しようといいう欲望が生まれるでしょう。

そのためには、実際に先輩から多くの体験談を聞いたり、インタビュー記事を読んだりしてその仕事を通じてどんなことが実現できるのか、具体的な事例を収集することが効果的です。

未経験の分野においては自分の頭の中だけで将来像をイメージすることは難しいものです。その時は具体的なロールモデルを探して憧れたり、模倣したりすることからスタートすると良いでしょう。業種や仕事によっては、本や映画、ドラマなどもロールモデルをイメージする参考になるかもしれませんね。

Point5 早急にキャッチアップをすること

未経験での転職を成功させるための5つ目の条件は、入社後に早急にキャッチアップをすることです。

なぜなら、仕事ができるようになって初めて、自信が湧くし、やりがいを感じられるようになるからです。

例えば、前述したように、社内にすでに経験を積んだ年下の新卒入社の社員が多くいたとします。
早く仕事ができるようにならなければ、職場での自分のポジションが築けずストレスがどんどん溜まることになります。この環境を打破するには一日も早く戦力として活躍できるようになるしかないのです。

いかに戦力として活躍するまでの期間を短くするか。4つ目の条件で覚悟についてお伝えしましたが、覚悟だけでなく、そのために具体的な努力をすることが大切となります。成長することによって、仕事が面白くなり、また成長する。その好循環に乗ることがとても重要ですね。

ですから、入社後に早急にキャッチアップをすることは未経験で転職での転職を成功させる重要な条件となります。

\ 入社後に早急にキャッチアップする方法 /
入社後に早急にキャッチアップする方法は、優秀な先輩に徹底的について回ることです。なぜなら、未経験であれば特に、仕事のできる人のやり方を真似ることが仕事ができるようになる一番の近道だからです。

例えば、業務スケジュールの立て方や業務効率の上げ方など、仕事のできる人は様々な工夫をしています。それらを真似ることで自分も同じ考え方や同じ技術を習得するスピードが高まります。

徹底的に真似をして同じような仕事の仕方ができるようになった上で、さらに仕事の改良のイメージが付いた段階で、自分のやり方を取り入れていくのです。いわゆる、守破離と呼ばれる考え方ですね。

入社後に早急にキャッチアップするために、まずは、仕事のできる人のやり方を真似るところかあ始めましょう。

2. まとめ

今回の記事では、未経験での転職を可能にする5つの条件について解説しました。

Point1 自分の強みや興味を把握していること
Point2 未経験で採用されやすい職種を把握していること
Point3 仕事内容と求められるスキルを理解していること
Point4 その仕事をやりたい理由を明確に持っていること
Point5 早急にキャッチアップする努力をすること

未経験での転職をすることはそれほど難しくありません。大事なのは、未経験で転職した後、いち早く、そして長く活躍できるようになることです。
そのためには、これらの準備がとても重要となります。

ぜひ、事例なども参考にしていただき、未経験での転職を成功させてください。

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