Uターン転職とは?地元に戻って暮らす転職を失敗させない進め方

Uターン転職

進学を機に実家を出てそのまま就職。
子育てや家族との時間確保、親の介護、昨今の情勢から価値観の変化……など、今後の人生を考えたときに、地元に戻るUターンが候補に挙がることもないでしょうか。

Uターン年齢のピークは大学卒業・就職の22歳ですが、20代後半から30歳にかけても、転職や結婚を機にUターンする方が一定数いることが調査結果としてあらわれています。(国土交通省「地域への人の流れに関するデータ」より)

しかしUターンとなれば気になるのが転職事情!
Uターンする方の多くが地方都市への移動となるため、

転職体験談を語る男性

今と同じような仕事ができるの?
そもそも仕事がある?
収入が大きく下がらない?

といった心配も抱えるのが実態です。

そこで本記事では、Uターン転職とは何なのか、Uターン転職を成功させるにはどう進めていくのがよいかなど、様々な視点でUターン転職について紐解いていきます。

地元に戻って後悔しないためにも、ぜひ最後までご覧ください。

1. Uターン転職とは

Uターン転職とは、地方で生まれ育ち、生まれ育った場所以外の都会で就職した方が、ふたたび出身地に戻って暮らすために転職をすることです。

地元に戻りたいという意思を持って転職する方を指しています。

しかし、千葉県に特化した採用・就職支援をしている弊社では、Uターン転職をこのようにとらえています。

ちばキャリが考えるUターン転職
Uターン転職とは、自分が育った地域への愛着や貢献をあらわす方法のひとつとして、地元に戻って暮らすために転職をすること。

もちろんUターン転職以外にも、ふるさと納税、地元の生産品の購入、帰省時に地元で買い物や出かけるなど、地元へ戻らない貢献や恩返しの方法はあります。

多数ある地域貢献の方法のひとつとしてUターン転職を選択することで、身内(親・親戚)との時間を共有したり、納税したり、いち住民として地域づくりに参加したり、仕事を通じて地域に貢献・企業発展に寄与したりするのです。

そんなUターン転職について詳しく解説していきます。

1-1. Uターン転職・Iターン転職・Jターン転職の違い

まずはUターンと似た言葉で混乱しやすい、Iターン・Jターンも合わせてご紹介します。

UIJターン

Uターン転職

地方で生まれ育ち、生まれ育った場所以外の都会で就職した方が、ふたたび出身地に戻って暮らすために転職すること

たとえば、千葉で生まれ育ち、進学と同時に都内に住み、そのまま都心で就職した方が、ふたたび千葉に引っ越して転職するようなケースです。

■マインド
都会に疲れた、地元に戻りたい、住み慣れた地域で暮らしたい

Iターン転職

都心で生まれ育ち、そのまま都心で就職した方が、出身地とは別の地方で暮らすために転職をすること

Iターン転職

たとえば、大阪で生まれ育ち、そのまま大阪で進学・就職をした方が、千葉に引っ越して転職するようなケースです。

■マインド
都会に疲れた、魅力を感じる地域に移り住みたい

Jターン転職

地方で生まれ育ち、生まれ育った場所以外の都会で就職した方が、出身地とは別の地方で暮らすために転職をすること

Jターン転職

たとえば、群馬で生まれ育ち、進学と同時に都内に住み、そのまま都心で就職した方が、千葉に引っ越して転職するようなケースです。

■マインド
都会に疲れた、地元に戻りたい強い意志はない、魅力を感じる地域に移り住みたい

共通するのは、都会から離れて魅力を感じる地方エリアに移り住みたいという意思で転職をする点です。

1-2. Uターン転職と一般的な転職の違いとは

地元に戻るのがUターン転職なので、引っ越しが必須となるのが一般的な転職との大きな違いです。

その他にも、次のようなUターン転職と一般的な転職との違いが挙げられます。

Uターン転職(地方)一般的な転職(都会の場合)
引っ越しが必須引っ越しは自由意志
求人が限られる(数、職種の偏りなど)求人の選択肢が多い
給与水準が下がる給与水準は高い
面接の移動時間・コストが大きい面接の移動時間・コストは一般的な範囲
Web面接の導入が少ないWeb面接を積極的に導入

2. Uターン転職のメリット・デメリット

Uターン転職

都心から地方へ戻るUターン転職、メリットもデメリットも存在します。
メリットよりもデメリットを多く感じるなら、慎重にUターン転職を考えていきましょう

メリット
  • 地元地域への貢献・恩返しができる
  • 慣れ親しんだ地元に戻れる安心感
  • 環境が大きく変えられる
  • 生活コストが下がる(※注意:住む場所によります)
  • 自分や家族の望みが叶う
    • 都心より自然豊かな場所で生活できる
    • 実家の近くで生活
    • 通勤時間が減らせる
デメリット
  • 求人が少ない、偏りがある
  • 引っ越しが伴う
  • 家族・パートナーの理解・同意がないと今後の関係に影響しやすい
  • 都会よりも地域の慣習が残っている
  • 都会に比べて利便性が下がる(余暇、交通、買い物、通院など)
  • 雪・台風・豪雨・酷暑など気候の違い
  • 意外と生活コストが下がらない(メリデメ両方)
  • 選択肢が限られる(仕事、教育、余暇)

地元地域への貢献・恩返しが叶うこと、慣れ親しんだ土地で暮らせることが大きなメリットとして挙げられる一方、都会での便利な暮らしに慣れ、選択肢が多い環境を望む場合には、Uターンする地域によってはデメリットが際立ってしまうかもしれません。

3. Uターン転職に向かない人の傾向

Uターン転職にメリットを感じて、Uターン転職するまでの流れがバッチリだとしても、実は向き不向きもあるんです。

総合的要素、仕事、生活・家族、余暇という観点で向き不向きの一例をご紹介します。

3-1. 総合的に向かない人

  • 地元に戻る目的が決まっていない
  • ネガティブな感情だけで戻ろうとしている

3-2. 仕事面で向かない人

  • 大企業でキャリアアップしていきたい
  • 年収を下げたくない
  • 専門職としてスキルを極めたい
  • 最新のオフィス環境、働き方をしたい
地方エリアで叶えるには、実現できる企業を見つけ出し、実現できるだけのスキルを持ち・提供できる必要があります。

3-3. 生活・家族の観点で向かない人

  • 家族やパートナーが反対している
  • 地元が特別好きなわけではない(UターンにこだわらずI・JターンでもOK)
  • 田舎暮らしより都会の便利な暮らしが好き
  • 地域の慣習などつながりを持つよりドライな関係がいい
  • 車の運転が苦手
  • 教育の選択肢を多く持ちたい
身近な人の理解は重要ですし、利便性や選択肢の多さを重要に思う場合は都会の方が暮らしやすいでしょう。

3-4. 余暇の好みで向かない人

  • 都心部で開催される大型エンタメ系のイベントが好き
  • いち早く流行りのものに触れたい、体感したい
  • 話題の場所、グルメ、エンタメが好き
流行に敏感だったり、新しいものに触れたい方は、地方に来るまで時間差があるので物足りなく感じてしまうかもしれません。

4. 失敗したくない!Uターン転職までの流れ

上述したようにメリットもある一方でデメリットもあるのがUターン転職です。

地元に戻ってから「こんなはずじゃなかった……」とならないためにも、失敗を防ぐ準備が重要です。Uターン転職の一連の流れを押さえましょう。

4-1. Uターンの目的を確認する

目的がぼんやりしていると、デメリットの方に意識が向いて帰んなきゃよかったな…ともなりかねません。

何を目的に地元に戻るのか、Uターン転職をするのか、今一度確認をしてゴールがぶれないようにしましょう

今の環境に疲れてしまい休息もかねて地元に戻るケースもあると思いますが、休息する期間の目安(金銭的にも重要)を考えておくと安心です。

しかし考えられないほど心身が疲弊していたら、とにかく休むのもありですね。(その場合はUターン転職というより帰省に近いかもしれません。)

Uターン転職の目的例
  • 実家に戻ったため
  • 勤務先の都合
  • 実家の近くに住むため
  • 希望する仕事があったため
  • 愛着のある地域だから
  • 都会暮らしに疲れたため
  • 自分らしい生き方をするため
  • 希望に合う居住物件があったため
  • 子育て環境を考えて

(独立行政法人労働政策研究・研修機構/「UIJターンの促進・支援と地方の活性化―若年期の地域移動に関する調査結果―」より)

「目的」とはそれる内容もありますが、実際にUターンされた方の理由も参考にしてみてください。

4-2. 身近な人(家族・パートナー)の理解を得る

家族やパートナーがいる場合は、理解を得てからUターン転職活動を進めましょう。

身近な人からの理解がないと、地元に戻って関係がうまくいかなくなる地元に戻った後にまた都市部に転居する共に生活できなくなるといった関係がギクシャクする可能性が大いにあります。

子どもへの教育の考え方も認識を合わせておかないと、都市部・地方で享受できる教育の違いから、意見が合わなくなってしまうかもしれません。

自分と相手が同郷でなければ、どちらかがなじみのない地方へ行くことになりますので、気持ちを伝えあい相手への配慮も大事に進めていきましょう

4-3. 自分の希望条件・優先順位の確認

Uターンをして、地元に戻ってしたいことはいろいろあると思います。しかし、すべて叶うとは限りません。

仕事、生活、余暇などの実現したいことを洗い出し、さらに優先順位をつけて、より希望に近い形でUターン転職を叶えていきましょう。

転職においても、都心部とは求人の数も仕事内容も条件も大きく変わります。今と同じ条件・環境で地元に戻るのは難易度が高いと心得て、優先順位づけをしておきましょう。

4-4. 地元の生活情報を確認

地元を離れて5年、10年、20年……自分が住んでいたときと地域がどう変化しているか確認しましょう。

住宅地ができて子どもが増えた・商業施設ができたなど賑やかになっているケースもある一方、若者は進学で地元を離れ高齢化が進んでいる・住民が減ってバスなどが減便しているなどの変化もあるかもしれません。

仕事、活圏内のスーパーや商業施設、交通、地域の年齢層、学校の有無(閉校)、近所づきあいが色濃いかなどの今の地元情報を、地元に住む家族や友人などに聞いておくとリアルに自分が住むイメージも持つことができます。

4-5. 転職活動開始

Uターンの目的を確認し、身近な人の理解を得て、自分の希望や優先順位を決めて、地元の今の状況を確認したうえで、転職活動を始める段階となります。

Uターン転職ならではの転職活動方法については、6章で解説していきます。

仕事と家はどっちを先に決める?
まず仕事を決めて、そのあとに家を決めるのが現実的な流れと言えます。
なぜなら、家だけ決まって引っ越しても仕事がないことに焦りを覚えてしまったり、仕事が決まるまで今の住まいに留まるとしても2軒分の家賃を払うことになってしまったりするためです。
仕事が決まっていないことで、そもそも家を借りられない可能性もあるでしょう。

家→仕事の順でUターンされるケースもありますが、通勤や通学など総合的に考えられる点からも、住まいを先に決める方が安心感があると言えます。

また、転職が決まった会社に社宅があれば、まずは社宅に住み地域の暮らしに慣れてきたら転居するという方法も取ることができます。

5. Uターン転職の成功例

ちばキャリエージェントでも、Uターン転職で千葉に戻る転職を成功された方がいらっしゃいます。

転職体験談を語る男性

<千葉→長野→千葉のUターン転職>

20代は「やりたいことを実現できる」ことを最優先。それがたまたま長野の会社だった、という感じです。

ただ30歳を過ぎて自分自身の将来や、両親のことを思うと、千葉に戻ろうかな…と考えるようになって転職エージェントに相談しました。

エージェントの方が10年以上積み重ねたキャリアやスキルを求めてくれる企業を紹介してくれて、千葉へ戻る希望を叶えることができました。

千葉県の湾岸エリアなどは都内へ通いやすく、千葉に住んだまま都心へ進学・就職する方が多く見られます。しかし千葉も広く、都心に出られる方、千葉を離れる方もいらっしゃり、私たちちばキャリもUターン転職を希望される方のサポートもさせていただいています。

6. Uターン転職を実現するための選択肢

一般的な転職とは異なる、Uターン転職ならではの転職方法の選択肢をご紹介していきます。

  • 在籍中の会社で異動する
  • 地元企業に詳しい転職エージェントを活用して転職する
  • 地元に強い求人サイトで情報収集して転職する
  • 地元の友人から情報収集して転職する
  • 地方公務員に転職する
  • 地域開催のUターン・移住イベントに参加して転職する

6-1. 在籍中の会社で異動する

在籍中の会社で地元エリアに拠点があるならば、転職をせずにUターンが実現できるかもしれません。

今の会社を離れたい強い意志がないのであれば、働き方や職務を変えることなくUターンできるのでメリットも大きいでしょう。

拠点の有無拠点があれば今と同じ職務での異動が可能か確認してみましょう。

6-2. 地元企業に詳しい転職エージェントを活用して転職する

数ある転職エージェントの中でも、地元企業に詳しいエージェントに登録します。

それは大手の転職エージェントが保有する求人は圧倒的に都心部の案件が多く、希望する求人が全然紹介されないケースがよくあるためです。

地元企業に強いと謳っていたリ、本社や拠点が地元にある転職エージェントを積極的に活用しましょう。

千葉県の企業に詳しい転職エージェントなら

6-3. 地元に強い求人サイトで情報収集して転職する

求人サイトも転職エージェント同様、地元に強い求人サイトを活用しましょう。

求人全体数でみれば大手求人サイトに叶いませんが、地元に本社があったり、転勤のない地元求人を多く扱うのが地元に強い求人サイトなのです。

千葉県の転職に強い求人サイトなら

千葉県の求人サイト ちばキャリで

6-4. 地元の友人から情報収集して転職する

地元に友人が住んでいるならば話を聞いて、自分の地元情報をアップデートしておきましょう。

  • 自分と同年代の人はどんな仕事に就いているのか
  • そもそも求人募集はあるのか
  • どういったルートでの募集をしているのか(縁故、ハローワーク、求人サイトなど)
  • 評判のいい会社、悪い会社はあるか

今までのキャリアを活かした仕事も見つかりそう、友人の会社も募集しているみたいだ、というプラスの情報もあれば、
あの会社倒産しちゃったのか、仕事に偏りがありそうだな、土日祝休みってあんまりないかも、というネガティブな情報も入ってくるかもしれません。

友人の視点ではありますが、今その土地に住む人の声も拾って、実態をつかんでおきましょう

6-5. 地方公務員に転職する

民間企業ではなく地方公務員への転職も方法のひとつです。

大まかな仕事としては、警察官や消防士、市役所、公立学校職員、図書館、病院・福祉介護、上下水道などに関わる職務を担います。

これらは誰もが就けるわけではなく、地方公務員試験の合格が必須、かつ試験の時期が限定されています。また専門的な知識が必要な職務もありますので、勉強や準備が必要になる転職となります。

地方公務員となって地域を支える仕事をしたいとお考えなら、地方公務員も選択肢に入れて、どのような職務で試験合格のためにどのような準備が必要かも調べてみましょう。

6-6. 地域開催のUターン・移住イベントに参加して転職する

過疎化や地域の高齢化から多くの市町村がUターンや移住者の迎え入れに積極的な活動をおこなっているので、イベントで情報収集ができます。

多くのUターン・移住者の気になるのが「仕事があるのか」なので、就職相談や仕事紹介のイベントも開催されています。

地元地域での開催情報を積極的に探して、オンライン開催もあるので参加して公的な情報も収集しておきましょう

7. まとめ:失敗させないためのUターン転職の進め方

ちばキャリ流Uターン転職とは、自分が育った地域への愛着や貢献をあらわす方法のひとつとして、地元に戻って暮らすために転職をすることです。

そしてUターン転職を失敗させないためには、4つの注意点をふまえて始めることが重要だとご紹介させていただきました。

      大きな決断を要するUターン転職。
      地元に戻って後悔しないためにも、Uターン目的、自分・家族の価値観との相性を見極めて実行に移すか判断しましょう。

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