【人材会社の社長に聞く】転職における役員面接通過のためコツ

「よし、書類選考通過したぞ!次は面接だ!」
「…って、あれ?1次面接から役員面接って書いてある」
「え。。。。どうしよう、いきなり役員がでてくるの?不安だよ…」

なんて面接直前になって焦っているあなたに、この記事を読んでほしいと思っています。

私たちが普段から採用のお手伝いをしている「中小企業」では「最初から役員面接」を行なっている企業が多くいます。そして、ちばキャリplusを運営している「株式会社千葉キャリ」でも「1次面接から役員が面接」を行っています。

でも、安心してください。

この記事では千葉キャリの種村社長へのインタビューを行い「会社役員が面接時に見ているポイント」をはじめ、実際の面接時に参考になるよう「質問想定例・逆質問例」などを、ご紹介していければと思います!

この記事を読んで、あなたの将来に関わる大事な面接を、ぜひ成功させてください。

1:企業規模に関わらず「企業理念・仕事での価値観が合うか」を役員は見ている

この章では、千葉県に特化した人材サービスを提供し求人媒体「ちばキャリ」を運営している株式会社千葉キャリの代表である種村社長に会社役員が面接の際、応募者に対して見ていること(判断していること)を、中心にインタビューをさせていただきました。

<種村社長のプロフィール>
大学卒業後、大手損害保険会社に入社。営業職として4年勤務した後、コンサルティング会社を経て、2003年に株式会社千葉キャリを設立。 数多くの中小企業の採用活動に携わり、企業経営者、人事担当者の視点に立った転職サポートを行うことがモットー

仕事ができるできないではない。価値観が会社と合う方かを見ている

社長は面接ではどのようなところを見ているのですか?


ばしみ

種村社長

「会社に合う方か」ということを中心に見ていますね。
・仕事を行う上で大切にしていること(仕事をどう捉えているか)
・会社選びの軸
・大切にしたい生き方 
などを聞いて、その方の答えが「会社の価値観とあっているか」を判断しています。

仕事ができるできないより、まずは「仕事の仕方や生き方の価値観が、会社(会社の理念)と合う方か」ということです。千葉キャリでいうと「自社のクレド」に沿った考え方をできる人か、という点ですね。

価値観をメインに見られているんですね。


ばしみ

種村社長

いくら前職で実績を残していた方であっても、会社の考え方や価値観が合わないと「こんなはずじゃなかった」「イメージと違った」といって早期離職して行く方を、経営者は多く見ていますしね。

会社の役員や経営者はそういった方を多く見てきているので、何度も同じことを言っていますが「価値観」「考え方」は、役員面接で、最も見られているところではないかと思います。

自分の言葉で伝えることができているのかが大事


種村社長

「自分(応募者自身)が持っている価値観を、自分の言葉でしっかりと伝えることができる方か」という点も、一緒にみています。

もちろん同僚や直属の上司となら普通に話せるよ!という方は多いと思うのですが、今回大事なのは、社長や役員など普段話さない方との会話のキャッチボールができる人かということです。

質問→答え→質問→答えという一問一答ではなく、存分に語ってもらった中で、私たちも気になったことを質問していきたいとも思っていますし、質問してもらいたいですね。

中小企業ですと、特に、会社の経営者相手に提案をするという機会が多くあります。なので、目上の人を相手にして「恐縮しすぎずに、しっかりと自分の意見を臆さずに言える」ということはとても大事な要素になってくるんです。

面接で役員が出てきた時に「恐縮しすぎずに、しっかりと自分の本音が話せているか」上手く話せる・話せないより「自分の言葉で伝えようとしてくれるか」ですね。こういったところは、どの会社でも見ているかなと感じます。

そういった話をしていく中で「ロジカルに話せているか」や「コミュニケーションスキル」は、自然と分かりますしね。

緊張しすぎて、用意した解答以外言えない方もいますもんね。


ばしみ

10年先の自分像を語れるのも良い

その他、見ているところはありますか?


ばしみ

種村社長

「10年先の自分像」を自分の言葉で語れる方は「お。いいな!」というような加点評価もできますね。
個人の価値観や将来の自分像になるので「これが正解」という模範解答はありませんが、自分の10年後をどれだけ具体的にイメージして語れるかがポイントと思っています。

普段「自分の将来像は・・・」なんて語る機会は少ないと思いますが、なりたい(叶えたい)自分像を少しでもイメージできている人・できていない人では解答に差が出てきますしね。実現のできるできないに関わらず、自分の意見を言える方への評価は高いです。

それは仕事だけではなく、生活面でもOK!

マイホームを建てたい、外車に乗りたい、将来は海外に住みたい、「だから、貴社で~したい」「だから、こういった○○に興味がある」そういった話が聞けるといいですね。

私たちが普段から採用のお手伝いをさせていただいている中小企業・地元密着企業では「1次面接から役員面接」を実施している会社が多くあります。

でも、企業規模が大きくなれば、この限りではありません大手企業であれば「最終面接まで役員が出てこない」という場合も多くあります。

ただ、役員面接における「役員が見ているポイント」の本質は変わりません。このことをしっかりと覚えておいてください。

2:転職時の役員面接で想定される質問例・逆質問例

転職時の役員面接は、1次・2次面接と質問内容は大きく変わりません。1章でもお伝えしております通り「応募者の価値観が、企業の価値観とあっているか」という判断をするための質問が気持ち多めという点が、人事や現場の方との面接との違いと思います。

応募職種だけでなく企業や事業をどのようにとらえているか、あなたの将来像とマッチしているかを確認する質問も想定されますので、しっかりと企業・業界研究をして臨みましょう。

また、面接官の質問に答えることだけで企業を理解することはできませんよね。もしかしたら、企業が伝えたい部分だけ、アピールしたい部分だけが強調されている可能性も否めない場合もあります。

その時に大事になってくるのが「逆質問をすること」。「よりイメージを具体的にしていくため」「実現するため」に、あなたからもぜひ質問を投げかけてほしいと思います。

【面接担当者別】質問ジャンルはどんなことが質問されるんだろう?
面接担当者によって「見る視点・判断する視点」は変わるので、その判断をするために「投げかける質問の内容」も変わってきます。

「会社の志望動機」「前職の退職理由」「いままで頑張ってきたこと」など、共通している質問内容も多くありますが、役員や社長など会社経営者は「仕事観・人生観 など”個人の価値観”を問う質問」がメイン。

現場の社員が行う面接は「経験・スキルなど”現場で活かせそうな経験”などより実践的(ビジネススキル)を問う質問」が多めになる傾向があります。


種村社長

千葉キャリの面接でも、仕事を行う上での必要なスキルを持っているかどうかは、現場社員に判断を任せています。他社様でもビジネススキルの判断は現場ジャッジという企業様は多いと思います。

ただ、中小企業、特に現場関係の会社などは「社長自ら現場に出ているパターン」も多くあり、その場合は「会社に合う方か」と「仕事ができる方か」を1回の面接で社長が判断する場合も多いと感じます。

実際、中小企業ですと「面接1回」のみで合否を判断する企業も多くありますよね。


ばしみ

種村社長

社員数の少ない会社では現場が忙しくて面接に時間を割けないということもありますしね。なので、まずは役員や社長が「会社に合う方」という点で最初に判断、採用したいなと感じた方だけを、現場社員に判断してもらうということも行っているかなと思います。

役員面接で想定される質問例とその意図

当社に応募した志望動機はなんですか?

企業のどういったところに魅力を感じ、企業にどう貢献していきたいのか、入社意欲や熱意を確認しています。役員面接以前と同様の回答で問題ないでしょう。

これまでの経験を当社の事業にどのように活かしていきたいと思いますか?

ビジネススキル(戦力として活かせること)だけではなく、会社が抱える課題の解決、事業を発展させていくためには「どう貢献できるのか」などを判断しています。

入社してからのキャリアビジョンはどのように考えていますか?

企業の方針・事業について理解した上で「どう成長していくか」「どう貢献してくれるのか」具体的なイメージを描けているか確認しています。また、企業側も「その方が叶えたいビジョンに沿えるか。ギャップを生まないか」ということも判断をしています。

当社以外に応募している会社はありますか?

応募者の転職活動状況を確認することはもちろん、「仕事軸」「企業の選び方に一貫性はあるのか」といったことも確認しています。

役員面接での逆質問例

役員面接(社長面接)では、会社経営者に直接質問ができるチャンスでもあります。

この人の下で働きたい、この会社で叶えたいビジョンが見えてきたという想いだけで入社を決めるのではなく「よりイメージを具体的にしていくため」「実現するため」に、あなたからもぜひ質問を投げかけてほしいと思います。

(理念・経営ビジョン・組織ビジョンなど)を掲げるに至った経緯や今後の展望を教えていただくことはできますか?

なぜ社長がその理念を掲げるに至ったかの背景を知ることで、社長の経営に対するスタンスを把握することが可能です。経営者の方がどのような目標をもって働いているかを聞くことで、自分が転職の仕事の進め方や仕事への向き合い方をイメージすることが可能です。

〇〇(新規事業・新サービス)の開始によってどのような変化がありましたか?

新サービス・新事業開始の開始に至った拝見を確認できること、また目標達成に向けたこだわり・それに関する社員への期待や、実際に起こった会社の変化などを確認することが可能です。

人事評価制度の仕組みやフィードバックの仕方などについて教えてください

人事評価に関する仕組みの全体像を聞くことで、人事評価に関するその企業のスタンスを確認することが可能です。

御社で活躍している方の共通点はどんなところにあるとお考えですか?

このような質問は、一緒に働く社員をイメージできる質問でもあり、入社後のイメージや、入社後のポジションを考えている子という印象になり、また、活躍しているイメージをし、今後長く働いていきたい子だろうという印象になります。

最後まで自分をアピールすることを意識しても「逆質問」をすることは大事になってきます。また、ちばきゃりplusでは「逆質問例」をまとめた記事もあります。より完璧な状態で「面接での逆質問」について準備をしたいという方は、せひこちらをチェックくださいね!!
>>あなたにとって適切な転職先か判断するための面接時の逆質問20選<<

まとめ

・自分の価値観をしっかりと自分の言葉で伝えられるか
・10年後のキャリア・ビジョンを語ることができるか

役員面接で大事なのことは、特にこの2点です。

価値観を無理に企業に合わそうとする必要はありません。しっかりと「自分のことを伝え」「気になったことを質問し」、役員面接を成功させてほしいと思います。

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