転職エージェントを使ったら、自分も転職がうまくいくのかな?
エージェント使ってよかった!って友人に勧められたけど、なんか心配。
初めて転職エージェントを利用しようか考える方は、そんな不安で躊躇されることも実は珍しくありません。
そこで本当に大丈夫?と心配な気持ちに白黒つけるべく、転職エージェントのメリット・メリットを大解剖!
自分の転職が成功できるサービスかどうかこの記事で判断し、エージェントサービスをフル活用するコツも取り入れながら、転職成功に近づけましょう。
1.転職エージェントを利用する8つのメリット
①プロに自分軸を見つけるヒントから転職ノウハウまで丸ごと相談できる
転職エージェントは、何百、何千と数多くの求職者の転職支援をしています。年代やキャリアの異なる様々な求職者をサポートしてきた経験から、転職やキャリアについて熟知しているので安心して相談できるでしょう。
転職活動では、自分が何を求めて転職するのか、何を改善できれば満足いくのかといった、自分の転職成功像(ゴール)を明確にすることが重要です。
表面上の解決だけでなく、根っこの部分から自分に問いかけるためのサポートも担ってくれるので、ひとりで転職活動をするよりも、深く考えることができるでしょう。
時には転職をしなくても実現する方法があったり、叶えたいキャリアを実現させるには最適な転職時期は今ではないといった結論が出ることもあるでしょう。
ただ単に希望に合う求人の紹介をしてもらうだけでなく、転職・キャリア全般の相談ができ、プロ目線のアドバイスも得られることが転職エージェントの大きな特徴でありメリットです。
②キャリアの棚卸から自分では気づけない強みの発見やキャリアチェンジもできる
スキルアップ、キャリアアップ、キャリアチェンジなど、転職エージェントは様々な求職者の転職を支援して実現させています。
その経験をもとに、あなた自身が気づかない強みを見つけたり、あなたの強みがどんな場所で活かせるのかを、幅広い視点からアドバイスすることができます。
自分では当たり前と思っていた経験やスキルが、実は武器になるという発見があるかもしれません。そして伸ばしたいスキルを磨く方法に、意外なアプローチがあるかもしれません。
<例>
現在:法人営業職
希望:提案力を磨きたい
法人営業職でも、
「提案相手が社長になるような商材」
「コンサルとして密接な提案をする職務」
「車や家などの単価が高い営業や販売職」
「商品企画・マーケティングでアイデアを形にして提供する」
など、提案力を磨く方法はいくつもあります。
上記は簡単な例ですが、このように自分では描けないキャリアの道筋をアドバイスしてもらえることもあり、キャリアの幅や選択肢が広がります。
③今の自分が他社でどう評価されるのか、立ち位置がわかる
数多くの求人案件を扱っている転職エージェントは、あなたのスキルや経験から、今の会社での評価が適正なものなのかを判断することができるでしょう。
今の会社での適切な評価をされている、転職すればもっと評価される、今のままではキャリアアップが難しいから学んでいく必要がある、そんな今の自分の立ち位置を確認することもできます。
立ち位置を知ることで自分が企業に提供できる価値もわかり、より具体的な転職成功像をもって転職活動に臨むことができるでしょう。
④非公開求人への応募チャンスがある
転職サイトでは公開されていない非公開求人を紹介してもらうことで、自分で転職活動をするだけでは縁のない企業への応募チャンスが増えます。
企業が求人を非公開にしているのはいくつか理由がありますが、本当にフィットする人材を採用したい、社内全体に募集を公開したくない、などが挙げられます。
転職エージェントを利用したからこそ転職できる企業やポジションがあるので、可能性を広げられるメリットがあるでしょう。
⑤選考や入社の調整・管理をしてもらえる
面接日の調整や入社前の書面やり取りなど、転職活動での細かな対応・管理を転職エージェントに任せられることで、在職中や多忙な方、タスク管理が苦手な方も安心して選考に集中することができます。
転職を成功させるには、スケジュール管理も重要になります。
いつまでに転職を成功させたいというゴールのもと、逆算した計画を立てていくのはもちろんですが、企業との面接や入社にあたっての調整も重要なタスクです。
もちろん、面接日や入社日の決定は自分自身がする必要がありますが、細かな確認や段取りの仲介をしてもらえることは、安心感を得られるとともに労力軽減につながります。
⑥企業に直接聞きづらいことが質問できる
転職エージェントを介して質問できるので、自分では直接聞きづらい疑問を聞いてもらえることも安心感があるでしょう。
上司となるのはどんな人か、どのような雰囲気の会社なのか、有給休暇は取りやすいだろうか、部署の年齢構成が気になる、どんなキャリアアップの可能性があるのか、賞与実績は……?
求人情報でおおよその情報は手に入るものの、実態との乖離がないのか、自分の場合はどれに当てはまるのだろうか、など気になることはいろいろ出てきます。とくに休日や給与面は、いつ聞くなら印象が悪くならないだろうと、タイミングを考えてしまいますよね。
また、数多くの企業を見ているエージェントならではの視点で企業についても説明してくれるので、企業の人と直接話すだけでは得られない情報が得られるのも大きな特徴でしょう。
⑦書類作成や面接対応などのサポートで通過の可能性が上がる
紹介された企業を熟知した転職エージェントから得られるアドバイスは非常に価値あるものになります。
あなたの自己PRが素晴らしいものであっても、応募企業に合っていなければ効果がないPRとなってしまいます。応募企業に合わせた書類・面接対策のサポートは、選考通過の可能性を大きく上げることになるでしょう。
自分のどのスキルが応募企業にフィットするのか、どうPRすれば自分を最大限に伝えることができるのか、そんなアドバイスを得ながら選考を進めることが可能です。
⑧家族や友人には言えない転職の悩みも聞いてくれる人がいる安心感がある
転職活動が思うように進まないと、自分が否定されたようなネガティブな気持ちになってしまうこともあります。そんなときに悩みを言える人がいるのは安心できるものです。
なぜなら転職活動の話はナイーブで、同僚には言えないですし、家族にもある程度目途が立つまで言えないということもあるでしょう。
もちろん、転職エージェントはお悩み相談所ではありません。
悩みや困ったことを吐き出してリセットし、今後どんな対応ができそうか、具体的に次のアクションどう起こしていくかという前向きな話ができることも心強いでしょう。
使ってよかった!転職エージェント体験談
今回私が転職活動において一番知りたかったのが「実際に現場で働く社員の雰囲気や、仕事内容の詳細な部分」でしたので、会社のことをよく知るためには、企業との間に転職のプロの仲介が入る「人材紹介」が今の自分の考えにあっていると感じ、紹介に絞って利用をしました。
実際に面接が始まっても、エージェントから面接後には「どうでしたか?」と連絡をくださったり、企業を検討している間も都度相談に乗ってくれ自分1人で転職活動をしていないというのが、心の支えになるときも多くありました。
転職がうまくいかない状況でしたし、できることは何でもやっていかないとと思っていたので、必死でした。
ちばキャリでは、エージェントにも登録しプロに頼る形での転職活動も並行して行うようになりました。
最初IT業界のお話をいただいた時は「ITの仕事は資格がないとできない」「PCに向かって黙々と仕事をする」など私にはちょっと近寄りがたいイメージがありました。
でも、紹介をしてもらった求人を見ると、仕事内容に「学生向けICT教育支援」を見つけ、大学在学中の教育課程で学んだ経験もあり興味があって。
求人を読んだだけでは気づけないことも多くありましたし、IT業界は接客経験を活かせるイメージがなかったので、実際に仕事内容についての話を詳しく聞けたことはよかったです。
2.転職エージェントを利用する3つのデメリット
①紹介できる求人がないと言われることもある
転職エージェントは、合わないと判断した求人をあなたには紹介しません。
それは、転職エージェントは企業と求職者を結びつける役割のため、合わない二者をつないでも双方にとってよいことがないからです。
例えば、
- 経験したキャリアと全く違う分野へ転職し、年収も100万円アップさせたい
- IT特化エージェントに、事務職の求人紹介を希望している
といった、今のキャリアと転職で求める条件が乖離している場合や、エージェントが担当できない業界や職域での転職を希望する場合などは、求人を紹介したくても該当求人がないのです。
- 理想と現実と優先順位
1章で述べましたが、自分の転職成功像(ゴール)を明確にすることが重要です。
今の自分を客観視し、立ち位置を示してくれるエージェントのアドバイスから、転職に何を求めるのか優先順位をつけていきましょう。
収入が下がっても未経験分野にチャレンジしたいのか、収入維持のため経験を活かせることに重きを置くのかで、紹介される求人が増える可能性も大いにあります。
- 利用する転職エージェントの確認
業界・職種などに特化した転職エージェント利用の場合は、希望する分野に強い転職エージェントなのか確認し、合っていなければ違うエージェントを利用しましょう。
②契約外の企業には紹介してもらえない
転職エージェント(人材紹介会社)と企業が契約を交わしていなければ、仲介に入ることができません。
必ず希望の企業に紹介してもらえるものではない、と転職エージェントのサービスを理解しておきましょう。
契約外の企業でも、あなたにとても合う企業だ!と転職エージェントが判断した場合は、あなたの経歴をもとに企業へアプローチし契約を経て紹介につなげるケースもありました。
必ずしも契約を取って紹介してもらえるわけではありませんが、希望企業がある場合は、相談してみるとよいでしょう。
また、紹介ができない場合は、その企業案件を扱う転職エージェントがないか探したり、求人サイトを調べたり、自分で直接企業へ応募するのも選考につなげる方法の一つと言えます。
③押しに弱い場合はエージェントの言いなりになってしまう
転職活動中は回答を迫られる場面も出てくるので、はっきり自分の意見や考えを伝えられないと、エージェントの意見に押し切られてしまうこともあります。
本当は気になる点があったのに言えずに飲み込んでしまった、他の企業の選考結果を待ってから内定承諾したかったが急かされてOKしてしまった。
グイグイ来られるとつい相手に飲まれてしまう方は、自分の転職成功像とは違う結果になってしまうかもしれないので注意しておきましょう。
- すぐに回答しない
- メールやチャットで回答する
電話やオンラインなど、会話ベースだと相手のペースに飲まれやすい方は、回答を文章で送るのもよいでしょう。しっかり考え結論を出し、落ち着いて伝えるのも方法の一つです。
転職は縁とタイミングもありますので、自分でもよいと即決できる回答はその場で返事を伝えましょう。
転職エージェントのここはイマイチ!体験談
希望していない業界・職種の提案がありました。
特に営業職の紹介が多く、紹介しやすい業界や職種を提案されているようで、自分の考えを汲んでもらえなかった気がしました。
何社か紹介いただいたのですが、希望と全然合わずに断っていたんです。
その後興味のある企業を紹介いただき「受けたいです!」と連絡したものの未読スルーされてしまいました。
希望職種の紹介ではあったのですが、自分のスキルは考慮されていなくて、ただ「職種」が合ってるだけでした。
仕事内容も担当者が把握していなくて、質問しても欲しい回答が得られないことがありました。
3.転職エージェントをフル活用する3つのコツ
メリットを感じて転職エージェントに登録するなら、最大限に価値を得られるよう3つのコツを押さえてフル活用していきましょう。
- 2~3社の転職エージェントに登録する
- 信頼できないエージェントは利用をやめる
- 決定権は自分にあることを忘れない
①2~3社の転職エージェントに登録する
いきなり5社10社と登録しては対応が大変なので、まずは2~3社登録して利用し始めてみましょう。数社登録することには、いくつかのメリットがあります。
- 各社の強みをそれぞれ享受できる
A社は業界特化、B社は20代に強い、C社は中堅企業の紹介実績が高いなど、それぞれがもつ強みを得られます。
- 紹介される(できる)企業が増える
転職エージェントは契約している企業のみ紹介できるので、数社登録することで紹介される可能性がある企業の母数も増えることになります。
- 自分と相性のよい転職エージェント探しができる
転職エージェントが持つスキルや得意分野も様々です。数社利用して比較することで、信頼できる転職エージェントなのか判断できるでしょう。
- 情報収集ができる
今の自分の評価や、保有する非公開求人も転職エージェントによって変わってくるので、幅広く情報収集ができます。
②信頼できないエージェントは利用をやめる
- 自分のキャリアに適したアドバイスを得られない
- 質問に答えてくれない
- 返事が遅い
- 一方的な考えを押し付けてきて、自分の意思を無視して決断させようとする
- 転職エージェントの利益しか考えていない
転職エージェントは、自分の可能性を最大化し、転職成功に向けて伴走するパートナーです。
最終的な転職の決断意思は自分が持ちますが、転職エージェントが信頼できなければ、紹介される求人や企業も不安になってしまうでしょう。
信頼関係を構築できるエージェントのみ利用しましょう。
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これを抑えればOK!優秀な転職エージェントの7つの特徴と探し方
③転職エージェント以外のサービスも併用する
転職活動で利用できるサービスは数多くあり、企業も採用のために利用するサービスを選んでいます。
一つのサービス利用だけでは知ることができない企業・求人があるので、幅広く利用して、自分に合うサービスを絞り込んでいきましょう。
- 求人サイト(企業の求人に自分で応募する)
- ダイレクトリクルーティング(企業が求職者をスカウトする)
- リファラル(人づての紹介、昔で言う縁故採用)
- ハローワーク(企業の求人に自分で応募する)
- 企業HP(興味のある企業の採用HPから連絡する)
4.転職エージェントの利用が特に向いている方
メリットを感じる方なら誰でも利用をおすすめしますが、転職に不慣れな方や転職活動に時間が取りづらい方は、一層の価値を感じられるでしょう。
- 初めての転職をする方
- 多忙、または管理が苦手で調整を任せたい方
- 転職に関して的確なアドバイスが欲しい方
- 出会える企業の数を増やしチャンスを広げたい方
①初めての転職をする方
どうやって企業を探せばいいのか、自分の今後のキャリアの描き方もわからない、そんな不安を持つ方もいらっしゃると思います。
転職活動の方法というノウハウからキャリアの考え方、プロ視点のアドバイスを得られるなど、転職について役立つ情報を得られるでしょう。
②多忙、または管理が苦手で調整を任せたい方
転職活動は自分自身に向き合う時間と、応募や書類作成、企業とのやり取りなどの諸対応の時間が必要になります。
求人を探すことや、日程調整などの手続きなどに関しては転職エージェントに任せられるので、転職活動にかかる時間を半減させることができるでしょう。
③転職に関して的確なアドバイスが欲しい方
判断に悩み参考意見がほしい方、自分を客観的に見てもらいたい方、どんな行動で希望に近づけるか具体的に知りたい方など、自分以外の第三者の考えやアドバイスを求める方は、転職に熟知したプロに相談する転職エージェントの利用で効果を感じられるでしょう。
④出会える企業の数を増やしチャンスを広げたい方
転職エージェントしか利用しない企業、採用情報を公開しない企業、そんな企業情報が得られる可能性もあります。
自分に合う企業への入社のチャンスを広げたい方は、非公開求人を多く抱える転職エージェントの利用で、自分に合う企業への入社のチャンスを広げることができます。
5.転職エージェントの選び方
どの転職エージェントを利用していいか悩むから、よくCMで見かけるあのサービスを利用しよう!
それも間違ってはいませんが、次の特徴から転職エージェントを探して選ぶことで、自分に合う転職エージェントに巡り合える可能性が高まります。
自分が働きたいエリアの求人数で選ぶ
転居を考えていないのなら、自ずと勤務するエリアは限られてきます。都心など求人が多いエリアではなく、郊外などで検討しているなら、そのエリアの求人を多く保有する転職エージェントがおすすめです。
全国の求人を紹介できる転職エージェントよりも、その地域に特化した転職エージェントの方が、自分が勤務したいエリアの求人を多く持っている可能性があるので、エリアに強い転職エージェントを探してみましょう。
業種や職種などの強みで選ぶ
自分が希望する業界や職種が決まっているのなら、希望の分野に強みを持つ転職エージェントの利用をおすすめします。強みを持っている分、保有している求人も多いので、他の転職エージェントでは紹介されない案件があるかもしれません。
アドバイザーとの相性で選ぶ
フル活用するコツでもお伝えしましたが、転職成功に向けて伴走するパートナーとなるので、信頼関係を築けるかはとても重要です。
登録前であれば口コミを探してみたり、登録後の面談を通じて信頼できる人か確認しましょう。
6.まとめ
転職エージェントのサービスが、ご自身にとって合うかどうか判断できたでしょうか?
多くの活用メリットがある転職エージェント、まず数社登録して情報収集から始めるのがおすすめです。
私たちが運営するちばキャリでも、千葉県の企業紹介に特化した「ちばキャリエージェント」というサービスがあります。
多くの転職を実現させた実績もありますので、千葉県の企業に転職を考えているならお気軽にご相談ください!
転職エージェントを利用する8つのメリット
- プロに自分軸を見つけるヒントから転職ノウハウまで丸ごと相談できる
- キャリアの棚卸から自分では気づけない強みの発見やキャリアチェンジもできる
- 今の自分が他社でどう評価されるのか、立ち位置がわかる
- 非公開求人への応募チャンスがある
- 選考や入社の調整・管理をしてもらえる
- 企業に直接聞きづらいことが質問できる
- 書類作成や面接対応などのサポートで通過の可能性が上がる
- 家族や友人には言えない転職の悩みも聞いてくれる人がいる安心感がある
転職エージェントを利用する3つのデメリット
転職エージェントをフル活用する3つのコツ