就職活動をしていると、さまざまな場で「説明会」が開催されていることを知ります。たくさんの企業が参加する合同説明会もあれば、1つの会社が主催する単独説明会もあります。

こうした説明会には、必ず出席しなければいけないのでしょうか?説明会に参加するデメリットとともに、参加すべきかどうかを考えていきます。

1.合同説明会で得られるもの

説明会のなかでも多数の企業が集まって開催する合同説明会は、1日でさまざまな企業へ効率的にアプローチできる点が魅力です。名前も知らない企業に出会えるのも大きなメリットですし、本格的な就活に向けてのモチベーションアップにもつながります。

「この業界に行きたい!」という強い意志がある人にもおすすめです。業界ごとに開催している説明会であれば、それぞれ特色の違う企業に触れることができます。

また、ホームページや求人情報だけでは伝わりづらい社風や風土も直接体験することができます。社員の方々の仲のよさを見たり、リアルな体験談を耳にすることで、自分に合った雰囲気の会社選びに役立つでしょう。

単独の説明会とは違い、必ず最初から最後まで説明を聞かなくてはいけないというものではないので、あちこちの企業のブースに少しずつ顔を出して回る...なんてこともできる自由度があります。

2.合同説明会にはデメリットもある

一方で、合同説明会にはデメリットも存在します。

合同説明会に出展している企業のブースは、スペースや人手に限りがあります。そのため自分の希望通りに話を聞いたり、質問に答えてもらったりということが難しくなります。

企業としては、一人ひとりにアプローチするよりも、より多くの人に自社をアピールし、知名度を上げて応募者の母集団を形成することが目的だからです。詳しく話を聞きたい企業があるのであれば、その企業が参加する合同説明会に行くよりも、直接コンタクトを取ったり単独説明会に参加する方が望ましいです。

3.単独説明会には参加するべき

ある程度志望先の企業が絞れてきたタイミングには、その企業が開催する単独説明会に参加してみましょう。合同説明会とは違い、単独説明会では企業は一人ひとりの学生に対してアプローチをかける目的を持って接してくれます。

合同説明会だけではわからないリアルな社風や、職場の雰囲気を知ることも可能です。社屋の1室を使って開催するタイプの説明会なら、自分が働くことになるビルやオフィスを目にすることもできるでしょう。

その結果、「自分には向いてなさそう」「イメージと違う」と感じたとしても、大きな収穫といえます。「向いてない」と思った理由や、「違う」と感じた要因などを分析してみることで、本当に自分が入社したい会社選びの糧となるはずです。

4.より多くの単独説明会に行こう

合同説明会は参加してもしなくても構いませんが、単独説明会にはできるだけ多く出席してみることをおすすめします。

もし合同説明会にばかり参加して、単独説明会は1社しか受けなかったとしたら、その企業がいい会社なのか悪い会社なのか、判断のしようがないからです。

たとえ志望する会社ではなくても、同じ業界で活躍する似たような会社の単独説明会にも参加してみると、新しい発見があるはずです。「担当の方が親切だったから」なんて理由で会社を選び、失敗するリスクも減ることでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
説明会には合同説明会と単独説明会の2種類があり、それぞれ企業が抱く目的が異なることを知っていただけたと思います。

自社への知名度アップが目的の合同説明会には無理をしてまで参加する必要はありません。一方で一人ひとりにアプローチすることが目的の単独説明会には、できるだけ多く参加するよう心がけてみてください。

作成日 2018/07/31

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