転職エージェントは、転職活動中の人にとって強い見方となる存在です。しかし、盲目的に転職エージェントを信頼することは賢い転職活動ではありません。
他力本願では、転職活動を後悔するリスクにつながります。転職エージェントとの関わり方で、特に注意すべきは内定後です。転職を成功に導くためにも、事前に正しい転職エージェントとの関わり方を知っておきましょう。

転職エージェントに頼りすぎるのはNG

転職エージェントの多くは、国家資格であるキャリアコンサルタントの資格を持つ「転職のプロ」です。中には、資格を持っていない人や実務経験が浅い人もいますが、だからと言ってエージェントとしての能力が低いというわけではありません。

どんな転職エージェントが自分の担当になったとしても、転職活動のすべてを任せすぎるのはNGです。転職エージェントはあくまでサポートする立場なのであって、転職希望者の代わりに転職活動をしているわけではないことはしっかりと認識しておきましょう。

転職エージェントと連携しながら活動を進めることが重要です。連携を忘れがちなのは、企業から内定をもらって気が緩んでいる時期、つまり内定後です。内定後は、以下の3つのポイントを転職エージェントに確認することを忘れないようにしましょう。

内定後、転職エージェントに確認したいポイント 3つ

1.契約が希望通りか確認する

「内定が出ました!」と連絡がきたとき、第一志望の企業であってもすぐに「入社します」と答えるのはおすすめできません。まずは自分の希望していた賃金、労働時間、勤務地などの契約内容が違っていないかを転職エージェントに確認しましょう。

このプロセスを怠ってしまうと、入社後に「こんなはずじゃなかった!」と後悔する原因になります。リスクは先に潰しておくのが賢明です。

2.書類やメールで内定の証拠をもらう

可能であれば、内定が出たことや労働条件が違っていないことを、書類やメールなどで目に見える形で提示してもらうようにしましょう。
電話のやりとりだけでは後々、言った・言ってないの水掛け論になり、トラブルになりかねません。法律上は口頭のやりとりでも有効ですが、あらかじめ証拠を持っておくことが確実です。安心して契約書にサインし、入社まで進むことができます。

3.迷っている場合は猶予をもらう

内定後、第一志望でないケースなど、内定承諾を100%決めかねる場合もあるでしょう。
転職エージェントから連絡が来た時点でもまだ迷っている場合は、「数日考える時間が欲しい」と猶予をもらうようにしましょう。

ここで「まぁいいか」と内定承諾を即決して、入社後に後悔してしまっても、その責任は100%自分にあります。「転職エージェントが急かしたせいだ!」と後で責めることはできません。
先述したように、転職エージェントはあくまでサポーター・アドバイザーという立場なので、最終的には自分で見極める意識を持つことが大切です。

あくまでも丁寧にお願いすることが大切

転職エージェントの中には実績が浅い人もいますが、多くは、転職志望者が100%満足できる会社に入れるように尽力してくれている人ばかりです。
横柄な態度で、はじめから疑ってかかるようなことは決してしてはいけません。優秀で真面目な転職エージェントでも、一人の人間です。こちらが横柄な態度を取れば、「この人を良い会社に入れてあげたい」というモチベーションが下がるのは当然でしょう。

内定後に上記3つのようなお願いをする場合は、丁寧な口調で行いましょう。単にこちらから要望を求めるだけでなく、感謝の言葉を述べる、「わがままを言って申し訳ないのですが...」と一言添える、といった姿勢が大切です。

担当者へのお礼の連絡は何でするべき?

良いエージェントに巡り会えた場合、「内定後にお礼はどうやってするべき?」という疑問も出てくるでしょう。結論から言うと、どんな方法でもOKです。直接オフィスに訪ねて感謝の気持ちを伝えてもいいですし、メールや電話でもまったく問題ありません。

極端に言えば、絶対にお礼を言わなければならないという決まりもありません。転職エージェントは、あくまで仕事としてサポートしたまでです。ボランティアのような慈善精神から、感謝されようとして転職志望者に関わっていたわけではないのです。

ただもちろん、お礼を言われれば嬉しいと感じますし、それを仕事のやりがいとしてモチベーションにしている転職エージェントもいます。義務やマナーではありませんが、「お礼を言いたい!」と素直に感じた場合は、自分の思った形で伝えるといいでしょう。

転職活動は転職エージェントに頼りきりの他力本願で進めるのはNGです。内定が出たあとは、まずは内定や労働条件について、書類やメールといった目に見える形で確認させてもらいましょう。その上で、自己責任で承諾か辞退かを判断することが重要です。お願いする際は丁寧な口調と姿勢で行うことがマナーです。

満足できる転職が叶った場合は、転職エージェントにお礼を伝えるといいでしょう。直接オフィスに訪ねてもいいですし、電話やメールで伝えてもまったく失礼には当たりません。

千葉で転職

作成:尾崎 海(おざき かい)
東証一部化学メーカー(営業職)から転職を経てライターに転身。就活・転職活動で悩んだ自身の経験を活かし、求職者や仕事で悩んでいる人に向けた記事をメインに執筆中。

作成日 2018/09/05