内定が決まって入社日も決まり、いざ新しい職場に出勤。ここまでくると、「新しい職場にうまく馴染めるだろうか」と不安に思う人は多いでしょう。入社初日の第一印象によって、今後の人間関係が決まるといっても過言ではありません。
そこでこの記事では、転職後の入社初日の挨拶とコミュニケーションについて、押さえておきたいポイントを紹介していきます。
中途入社でも好感を持たれるポイント
初めての出勤日は誰でも緊張するものです。新しい職場に最初に足を運ぶことに加えて、既存の社員に向けて挨拶をする機会も多くなります。人前で話すことに慣れていない人なら特に、大きなプレッシャーを感じることになるでしょう。そんなシーンでうまくコミュニケーションを取るためには、次のようなポイントに気をつけてみてください。
話題のタネになる自己紹介を
入社初日の挨拶でおすすめなのは、あとから話題にしやすいことを自己紹介に含むこと。趣味や特技、応援している地元のスポーツチーム、家庭を持っている人なら子どもについて話すのも効果的です。共通の話題が見つかれば、既存の社員も会話の糸口をつかみやすくなり、積極的に話しかけてもらえる可能性が高まります。これまでの実績や経験をアピールしてもいいですが、強すぎる自己主張は悪印象につながることも。
相手の立場を考えない挨拶はNG
大企業から中小企業に転職する場合などは、上から目線になってしまいがちです。確かに経験や実績はあなたのほうが上かもしれませんが、それをアピールしたところで良好な人間関係にはつながりにくくなります。ですので、「あなたたちとは違うんだ」という態度や「前の職場ではこんなに有能だった」という挨拶はNG。長々と話をして業務時間を圧迫してしまうのも避けなければいけません。
受け身にならず、積極的に馴染もう

その職場では新人だからと、「話しかけられるのを待とう」「指示をもらってから仕事をやろう」という態度では、いい印象にはつながりません。
同じ職種・業界で転職した場合は要注意
特に注意したいのは、営業から営業、流通業界から流通業界のように、同じ職種・業界で転職した場合です。すでにある程度の知識や経験を身につけていることから、「前の職場ではこんな風にやっていましたよ」と助言したくなる気持ちがあるかもしれません。しかし、入社初日でその職場のやり方を変えようとするのは賢明ではありません。「郷に入っては郷に従え」の教えの通り、まずは新しい職場の価値観や仕事の進め方を尊重することが大切になります。
入社後しばらくして、周囲との信頼関係が構築できてから「そういえばこの仕事、こうすると時短になると思うんですが...」と、さりげなく提案していくのがおすすめです。
笑顔かつ簡潔なコミュニケーション
入社初日に限らず大切なことですが、明るく元気な表情で、明るく話すことを心がけるようにしましょう。初日の第一印象は良くも悪くも強烈に記憶に残るものなので、初めての顔合わせて悪印象を持たれてしまうと今後の人間関係に悪影響を及ぼします。中途採用として入社している以上、社会人としてのマナーや礼儀をしっかりと見せることも大切になります。ハキハキとした話し方を続けていれば、自然と「この人は信頼できそうだ」という印象にもつながるはず。
もし同時に入社する中途入社組が複数人いる場合には、同期入社の社員同士で親睦を深めることも忘れないようにしましょう。既存の社員も誘って、ランチを一緒に食べるとさらに信頼関係が高まるはずですよ。
まとめ
入社初日の挨拶では、あとから話題にしやすい会話のタネを自己紹介に盛り込むことで、既存の社員と話がしやすくなります。ただし自己主張は最小限にとどめ、さりげなく実績をアピールしつつ簡潔な挨拶を心がけるようにしてください。
話しかけてもらうのを待つのではなく、積極的に会話を投げかけることで、すぐに新しい職場に馴染めるはず。普段よりも明るく、ハキハキとした話し方で好印象を与えましょう。
作成日 2019/05/28

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