退職手続きや転職活動について調べていると目にする「離職票」という書類。次の就職先が決まっていても、離職票は何らかの手続きで必要なのでしょうか。
離職票とは何なのか、どういった時に必要な書類なのかを知っておくことで、もしもの時に備えておけるかもしれません。

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離職票とは

失業保険の申請に必要な書類

雇用保険の失業給付(基本手当)を受給するときに必要な書類で、雇用保険の加入期間や、会社の勤務状況、退職理由などが記載されています。

ハローワークに離職票を提出することで、失業手当の受給額や給付日数が決まります。 そのため、離職票がなければ、失業手当の支給要件を満たしていても、退職してから失業手当の申請を行うことはできません。

離職票はいつもらえるのか

まず、離職票が必要な場合は、事前に担当者に離職票を郵送してほしいと伝えておくとスムーズに進みます。
離職票は郵送で届くことが一般的なので、退職日から2週間くらいで手元に届く書類となります。

退職日にもらえたらいいのに、と思う方もいるでしょう。しかし離職票は退職日までの賃金の記載が必要なため、退職日に渡すことができない書類なのです。

転職先が決まっていても離職票が必要なケースとは

転職先からの提出を求められる場合

転職先で離職票の提出を求められる可能性もあります。
離職票は雇用保険の加入期間や、会社の勤務状況などが明記されています。職歴を証明するにもなる書類なので、求められたら速やかに提出しましょう。

転職できなくなった場合

もしも、採用が取り消しになってしまったら...。事情があって入社辞退することになったら...。
予期せぬ失業状態を迎える可能性もゼロではありません。

離職票がなければ失業手当の手続きができませんので、万が一のためにも手元に保管しておきましょう。

転職した会社を早期退職した場合

また、再就職した会社を早期に辞めてしまった場合も、失業手当の手続きで必要です。 自己都合退職では、「雇用保険の加入期間が『離職の日以前2年間に』12か月以上必要」となります。

再就職先を早期に退職して12か月に満たない場合は、失業手当がもらえないのか?
といえば、そういう訳ではないのです。
前職と現職を足して12か月となればよいので、こちらも万が一のケースを考えて持っておきましょう。

さいごに

失業手当の手続きで主に必要となる離職票。
転職先が決まっているなら出番がないことが多いのですが、
  • 転職先から提出を求められた場合
  • 万が一、転職できなくなった場合
  • 転職した会社を早期に退職した場合
に役立つ書類です。

離職票が重要な書類であることがわかりましたので、転職先が決まっているから必要ないと思っても忘れずにもらって、しばらく保管しておきましょう。

作成日 2018/08/31

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