転職でさまざまな企業をリサーチしていると、「この企業、応募しようかな?やめとこうかな?」と迷ってしまうことが少なくないと思います。ですが、スピードが命の転職活動では、迷いは時間のムダにしかなりません。
今回は求人には即応募を心がけるべき理由と、迷いを解消するテクニックを紹介していきます。
1.少しでも気になった求人には即応募が基本
転職活動では、つい「100%満足できる会社」を探してしまいがちですが、理想通りの勤め先というのはそうそう見つかるものではありません。90%の会社や、妥協点を探りつつの企業選びが基本です。
そのため、100%理想通りの会社を探そうとして企業への応募を迷っているのであれば時間のムダにしかなりません。そもそも、「この会社は自分が探している条件の会社なのか」は、応募しなければわからないものです。
自分の望みが叶えられる職場なのか、自分の性格に合った雰囲気なのかは、実際に応募して説明会に参加したり、面接してみなければ理解できない要素です。
「自分の経歴でも採用してくれるだろうか?」と悩んでも、まずは選考に進んでみなければ100%採用されることはありません。応募しなければ絶対に採用されませんが、応募してみれば必ず1%以上採用の可能性は高まります。
もし応募しようか迷う会社があったのなら、まずは応募してみましょう。その会社には自分が気になった理由が少なからずあるはずです。事業に魅力を感じたり、福利厚生が良さそうだと思ったりしたのなら、めんどうくさがらずコンタクトを取るべきです。
2.慎重になった方がいい場合もある
ただし、理由によっては迷ったタイミングで引き返すべきケースもあります。たとえば、求人の採用要件を満たしていない場合です。
求人では「必須要件」と「歓迎要件」の2種類が記載されることがほとんどですが、そのうち必須要件については、もし満たしていないなら応募には慎重になるべきです。歓迎要件は満たさなくても応募して問題ありませんが、必須要件を満たしていないのに応募してしまうと確実に書類選考で落とされてしまいます。
また、自分にとって外せない条件があるのなら、それを満たしていないケースも慎重にならなくてはいけません。たとえば、勤務地が自宅から遠すぎたり、給与・休日・福利厚生面で希望を満たしていない場合です。
最低でもこれだけは...というポイントで妥協してしまうと、入社後モチベーションが保てなかったり、生活リズムや家計に悪影響が出てしまったりして、すぐ退社する事態にもなりかねません。
この2つのケースに当てはまる企業に応募するか迷っているのであれば、即応募に進む前にもう1度募集要項を読み直したり、求める条件を見直したりする必要があります。
3.迷う理由が情報不足なら、メールで問い合わせもアリ
もう1つ考えられるケースとして、募集要項が情報不足で応募するのをためらってしまう...という場合もあるでしょう。求人サイトに募集が載っておらず、企業HPにも簡単な求人情報しか載っていないといった際には、応募の前にメールで問い合わせてみるのをおすすめします。
「現在も採用はおこなっているか」「給与や休日、福利厚生面はどうなっているか」「採用スケジュールについて」など、質問したいことをまとめてメールでコンタクトをとってみましょう。
情報不足なのに応募するか迷っているのも、時間のムダになってしまいます。十分な検討材料が手に入らないなら、まずはメールで問い合わせてみましょう。そこで望んだような条件だと判明すればそのままエントリーすればOKです。
もし「現在は採用活動をおこなっていない」という返信が返ってきたり、希望する条件に満たないようであれば、お礼の言葉を告げて次の企業をリサーチすればよいのです。面接はもちろんビジネスメールも、場数を踏めば踏むほど上達するもの。億劫にならずに取り組んでみましょう。
まとめ
以上、求人に応募するかどうか迷った場合の考え方について紹介してきました。迷うことで時間をムダにせず、即応募を基本に選考に進むのが望ましいです。
ただし理由によっては、応募しない方がいいケースもあることを紹介しました。「迷い」を感じた時は、企業の募集要項や自分の希望条件をじっくり見直す機会ともいえるでしょう。
たとえ情報不足を感じたとしても、立ち止まることなくメールで連絡をとる行動力があれば、転職活動もスムーズに進むはずですよ。
作成日 2018/05/22
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