「この企業に応募したい!」という候補が見つかっても、さまざまな職種で募集があるせいで「どれに応募したらいいかわからない...」となることは珍しいことではありません。
そんな時、複数職種に同時に応募していいのか、それとも1職種ずつ応募したほうがいいのか悩むところだと思います。

ここでは、同じ企業の2つの求人へ同時に応募しようと考えた時の対処法について解説していきます。

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複数職種に同時に応募するのはNGではない

原則として、複数の職種に応募するのは絶対にダメということはありません。
2つ3つの職種に興味があり、どれも自分の強みを活かせると考えるのであれば、応募しても問題ないでしょう。

ただし企業からすると、同じ名前の応募者から2セットの履歴書・職務経歴書が届くことになりますので、事前に企業に連絡したり、送付状・添え状で併願する旨を伝えるようにするとよいでしょう。

「なぜ2つの職種に応募したのか」を明確に答えられるかがポイント

もし2つの職種に同時に応募しようとするのであれば、「なぜそうしたのか?」という質問に明確に答えられるよう準備しておかなければいけません。

「1職種に絞らなかった理由は?」などと聞かれても、
「2つの職種で自分の○○経験が活かせると思ったからです」
のように具体的に応答できなければ、面接官の印象が下がりかねません。

避けるべきなのは「御社に就職できるのでしたら、どの職種でも構いません」といった受け答えをしてしまわないようにすることです。こうした回答は、志望理由がないという印象になるため、最低でも第一希望・第二希望は定めておくべきでしょう。

理想としては、「これがしたい!」という確固たる目標があり、それを実現するために「A職種とB職種のどちらで実現できるか迷っている」というロジックを組み立てることになるでしょう。
明確な軸を持ちつつ、働く意欲もアピールできる回答になります。

基本的には企業の規定をチェックするべし

一度に複数職種に応募する場合について、企業が何らかの規定を設けているケースも少なくありません。
  • 一度に複数職種へ応募することはご遠慮いただいております
  • 応募の際は、1職種ずつ履歴書をお送りください
といった注意書きが掲載されていることもあるので、会社HPのリクルートサイト、採用に関するFAQページなどをチェックしておきましょう。
複数職種への応募がNGとされている場合は、指示通りに選考に挑みましょう。

なお、複数職種への応募はNGだが、別の職種で内定をもらえなかった場合に、異なる職種へ再応募することはOKとしている会社もあります。どうしてもその会社に勤めたいという場合には、別職種で再応募という手段も考えてみてください。

面接時に別の職種を提案してもらえるケースも

meeting2.jpg 自分では「この職種なら活躍できそうだ!」と考えて応募したとしても、面接の際に「こちらの職種には興味はございませんか?」と、企業から提案してもらえるケースも存在します。
あなたの経験や適性をもとに、別職種での入社を提示される場合です。

応募者からしてみれば複雑な気持ちになるかもしれませんが、企業から直接声がかかったとなれば内定を勝ち取れる可能性は高め。提示された職種に進むことになれば、高い確率で入社が叶うかもしれませんので、提示された職種でも活躍できそうだと思ったら、職種変更の提案を受け入れてみるのも一つでしょう。

希望職種を伝えつつ、応募先企業に相談するつもりで告げてみよう

以上を踏まえると、希望職種をなるべく1つに絞りつつ、「こちらの職種でも経験が活かせるかもしれない」ということを相談するつもりで伝えてみるのがおすすめです。

もしくは応募書類を送付・エントリーする前に、採用に関する問い合わせ窓口に連絡を入れ、複数職種への応募に関して質問をしてみるというのも有効な手段です。

複数職種への応募する際には、まずは応募先企業の規定に抵触しないか2つの職種に応募する理由について明確に答えられるかをセルフチェックしたうえで、行動に移すことを忘れないようにしてくださいね。


まとめ

複数職種へ応募することは、優柔不断な人物と受け取られる可能性もある一方、明確な応募理由を伝えることができれば採用になる可能になります。
できる限り1職種に絞り、明確な理由があれば他職種への関心があることも相談してみましょう。

作成日 2019/04/09

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