転職活動で求人を探していると、選考フローの中に「会社訪問」「職場見学」の機会が設けられていることが少なくありません。配属先の職場を入社前に見学し、ミスマッチを防ぐための絶好のチャンスです。

そこでこの記事では、会社訪問や職場見学の際にチェックしておきたい、見るべきポイントについてお伝えしていきます。

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雰囲気

離職率や定着率といったデータは求人情報から探すことが可能です。
しかし会社の中の雰囲気というのは、会社訪問や職場見学の機会でしか知ることはできません。社内で話を聞けるチャンスをもらえたなら、まず雰囲気をチェックすることをおすすめします。

たとえば、仕事中は雑談を交わしながら和気あいあいとしているのか、それともみんな黙って働いているのかを見るのも大切です。自分がどっちのタイプの人間に囲まれて仕事をしたいのかによって、応募するかどうかを決断するポイントになるでしょう。

社内を案内される場合、廊下やオフィスで社員の方とすれ違う機会も多いはず。その際にはすかさず社員さんの表情を確認してみましょう。
笑顔でイキイキとした表情が読み取れるか、それとも疲れ切っていて目の下にはクマがあるかによって、企業への期待値は大きく変化してきます。

社風を絡めた自己アピールにつなげる

社内の雰囲気をつかむことができれば、面接での自己アピールに絡めることも可能になります。
社員同士で相談しながら仕事をしていることがわかっているなら、「周囲と協調して仕事をしたい私にとって、適した環境だと思いました」というアピールにつなげられます。

逆に物静かで一人ひとりが集中して仕事に臨む雰囲気なら、「目の前の仕事に集中し、自分の力で独走したいと思っている私にぴったりの職場です」というアピールによって、評価を高められるかもしれません。

このように、企業選びの基準として会社の雰囲気をつかむことができるのはもちろん、感じた社風に合わせて面接でのアピール材料とすることも可能なため、感じたことはその場でメモを取るなどして選考にも役立てましょう。

オフィス環境

「社内が清潔に保たれているか」「机の上の私物は?」「カジュアルな服装の人もいるか」など、職場環境をチェックすることも大切なポイントです。
公式HPや求人で社内風景を見ることはできますが、実際に肌で感じる印象とは異なるのが普通です。

社内が雑然としていれば、もしかするとブラック体質な企業かもしれません。
机の上に私物が多いことは自由度の高さを表しています。フォーマルな服装の人に加えてカジュアルな服装の人もいれば、規律に縛られることは少ないと予想できます。

あなたがタバコを吸うかどうかにかかわらず、喫煙所もチェックしておくとよいでしょう。
特に職場の中に喫煙所がある場合、しっかりとした分煙設備があるかどうかで、社員に対する健康意識の高さをうかがい知ることができます。

データには表れない実態を把握できる

事前に配属先の職場に立ち入って、オフィス環境がどのようになっているかを知っておけば、入社後のミスマッチを防ぐことにつながります。
衛生環境が悪ければ体調を崩してしまいやすくなり、整理されていないオフィスでは能率が落ちてしまうものです。

入社までそうした事実を知らなければ、転職してすぐに「こんなはずじゃなかった」と後悔することになってしまうかも。

そうならないよう、応募前の会社訪問・職場見学の段階で、オフィス環境をできる限り調べておきましょう。
職場見学がスケジュールに組まれていなくても、「現役社員さんの働いているところを拝見できますか?」と尋ねてみると、快く承諾してくれるところも多いですよ。

コミュニケーション

最後にチェックしておきたいのが、社員同士のコミュニケーションにかかわる面です。
「受付の方の対応はよかったか」「担当者に圧迫感がなかったか」「あいさつを返してくれたか」といった面を見れば、どんな人柄の社員が多いのかを把握することができます。

一見楽しそうに働いているようでも、あいさつをして話しかけてみるとイヤな顔をされた...という場合は、人間関係が良好な職場とは考えにくいです。
仕事上仕方なく同僚と会話をしているだけなのかもしれません。

案内を担当してくれる社員の振る舞いにも気を配った方がよいでしょう。
入社後はその人が上司になり、部下として働くことも考えられますので「この人のもとで働きたいと思えるか」という基準を持って態度・言葉遣いを観察してみましょう。

会社訪問時のエピソードを面接でも

「社員の方が元気にあいさつを返してくれて、明るい社風に魅力を感じました」など、会社訪問時の感想やエピソードを織り交ぜて志望動機を語れば、プラスの評価を得やすいといえるでしょう。

「職場見学の際、社員の方同士が笑顔で会話をされていたのが印象的だったからです」のように、リアルな体験談を持ってくることでほかの応募者との差別化も狙えます。

面接での話の引き出しを増やすためにも、会社訪問や職場見学で印象に残った出来事は覚えておくようにしましょう。見学が終わってから、感想やエピソードをまとめて記録しておくことがおすすめです。

まとめ

以上、会社訪問や職場見学に訪れた時、どんなポイントをチェックしたらよいのかを述べてきました。
  • 雰囲気
  • オフィス環境
  • コミュニケーション
の3つを押さえて、ミスマッチを防ぎながら企業を選びつつ、面接で話せるエピソードを増やせるよう心がけて臨んでください。

作成日 2018/09/03

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