転職活動をしていれば、複数の企業へ同時に応募するタイミングが少なからず出てきます。ときには複数の企業から内定をもらえる場合や、本命の企業からの連絡待ちというケースもあるでしょう。

ここでは、内定をもらった企業へ波風を立てず辞退の申し出をする際の注意点をまとめていきます。

1.複数の企業へ応募すれば内定辞退もありうる

企業の人事担当者からすれば、自社1つだけに絞って応募してくれる求職者が理想ではあるものの、失業中の人間からすれば少しでも多くの企業の選考に参加し、早めに内定をもらいたいと考えるのが当然です。

もちろんそのことは担当者も理解していて、ある程度の内定辞退人数を予想して採用活動をおこなっているものです。

ですので、転職では絶対に1社ごとに選考を受けなければいけないということはありませんし、仮に内定の連絡が複数届いてしまったりした場合には内定を辞退することも選択肢の1つです。

もし本命以外の企業から先に内定をもらった場合には、受諾や辞退の返事をするのではなく、保留を申し出るのが賢明です。「家族と相談したいので、◯日まで待っていただけますでしょうか」といった理由で時間をもらえるよう依頼してみましょう。

2.辞退の連絡には電話とメールどっちを使うべき?

法的には労働者の自由があるため、内定を辞退してはいけないというルールはありません。とはいえ、せっかく時間とお金をかけて選考をおこなってくれた企業に対し、できるだけ誠実な態度で辞退を申し出たいところです。

そこで悩むのが「メールで辞退を申し出てもいいの?」「電話の方がいいの?」という悩みでしょう。怒鳴られたりして気が滅入る心配がなく、手軽に連絡が取れるのはメール。しかし、より誠実さが伝わるのは電話でしょう。辞退の際はどっちを選ぶべきなのでしょうか?

結論としては、必ず電話で連絡を入れるべきです。本業の時間を割いて選考をおこなってくれた人事担当者に対するマナーとして、メールで用件をすませるのは控えましょう。

「内定をいただけて大変ありがたいのですが、よく検討して悩んだ末、今回の内定は辞退したいと考えております。」といった伝え方でOKです。他社に入社を決めたなどと正直に話さなくても大丈夫。誠意が伝わるように心がけるようにしましょう。

3.とにかく1日でも早く連絡を入れよう

もう1つ注意したいのが、内定の連絡をもらったあとできるだけ早めに辞退の連絡を入れることです。内定辞退の気持ちは固まっていたのに、気が重いからといって申し出るのをズルズル先延ばしにしてはいけません。

内定辞退の連絡は、早ければ早いほど人事担当者の心象は悪くならないものです。内定後すぐの連絡があれば、別の求職者を採用する余裕が生まれ企業としては非常に助かるからです。

逆に、内定辞退があまりに遅れてしまい、企業がほかの求職者に不採用と連絡したといったケースでは、損害賠償などのトラブルに発展する可能性もあります。辞退の連絡を入れるのは早め早めを意識してください。

まとめ

以上、転職活動で複数の企業へ応募した場合に、穏便に内定を辞退する方法について紹介してきました。ポイントとなるのは、「電話で伝えること」と、「1日でも早く連絡を入れること」の2つ。

内定を辞退する旨を告げると、まれに高圧的な態度で接してくる人事担当者にあたることがあります。ですがそんな企業では、たとえ入社していても気持ちよく働くことができなかったことでしょう。

せっかく声をかけてくれたことに感謝の意を示し、社会人としてのマナーとして誠実に用件を伝えながらも、堂々と辞退の連絡を入れるようにしましょう。

作成日 2018/05/23