アルバイト探しや転職活動では、1つの企業に応募しただけで採用してもらえるケースは多くありません。2つ3つと面接を受けに行き、場合によっては10社以上の企業にアプローチすることもしばしば。
そんなときに気になるのが「再応募ってしてもいいの?」という疑問です。
1.絶対NGというわけではない
「再応募はどんな理由があっても不可」というところもありますが、基本的に多くの会社では再応募を受け付けてくれます。「1年以内の再応募は不可」「他職種・他部署であれば応募可」と条件をつけているケースがほとんどですが、絶対NGという企業は少数派です。
というのも企業というのは日々成長し、変化するものであり、そのタイミングによって人材ニーズや必要とされるスキルが異なるからです。
前回応募して不採用になった会社なのに、再応募してみたら受かった...なんてケースもあります。その実態は「担当者が急に退職してしまい、突発的に人手がほしくなったから」という理由があったりするのです。
2.時期と技能がマッチしているかがポイント
再応募しても問題ないかを判断する基準としては、時期と技能が企業ニーズにマッチしているかがポイントとなります。その会社で活かせるスキルを持っていても、同じスキルを持つ人材が豊富ならあなたを雇う可能性は低くなるでしょう。
もし会社が一時的な人手不足な状態にあるのなら、たとえスキルに乏しくとも採用される可能性は高まります。
具体的には、コンビニの夜勤シフトのアルバイト募集がわかりやすい例でしょう。コンビニは24時間営業なので、夜勤にシフトに入ってくれる人がゼロだと、店長の負担が大きくなるばかりか経営が成り立たなくなる危険さえあります。
3.別職種に応募するという手も
とはいえ、再応募しようとしている会社がどんな経営状態にあるのかは、上場企業でもない限り知りようがありません。それでも「どうしてもこの会社で働きたい!」という熱意があるのなら、別職種の応募にチャレンジしてみるのもいい作戦です。
技術職を希望していたけど、どうしてもこの会社がいいから営業職にも応募してみる...という求職者は少なくないものです。採用されて入社してしまえば異動の希望を出すことも可能ですので、まずは別職種で入り口に立つというアプローチもおすすめです。
面接の際には、別職種での再応募であることを正直に話し、「どうしてもこの会社がいい!」という熱意をアピールするとよいでしょう。誠実さと想いの強さが伝われば、採用の可能性はずっと高まるはずです。
4.不採用になった理由を考えよう
不採用になってしまった場合、そこには必ず理由があります。会社都合の理由かもしれませんし、ほかに魅力的な求職者がいたという可能性もありますが、「必要なスキルが足りていなかった」など自分なりの落ちてしまった理由を考えるのは有効です。
面接を受けた後に不採用になったのであれば、面接の内容に落ちた理由が隠されている可能性が高いです。「受け答えがスムーズにできなかった」「志望動機が甘かった」などと感じるのであれば、なぜその会社を選ぼうと思ったのかを再考する手助けになります。
その会社を希望する想いが残っているなら、スキルを磨いたり弱みを克服したりするエネルギーに変換するとよいでしょう。「もしかしたら意固地になってるだけかも?」と気づいたなら、改めてやりたい仕事や業界を見つめ直す機会にするといいかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
過去に不採用になった企業への再応募は、絶対にNGというわけではありません。それでも、自分の志望動機を見直してみたり、スキルを磨く努力をしなければ再度応募したとしても落ちてしまうだけです。
会社ホームページで再応募の可否を案内している企業も多いので、採用情報をチェックしつつ、足りない部分を補うための自分磨きにもチャレンジしましょう。
作成日 2018/08/01
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