「募集条件を満たしてないけど、どうしても応募したい職種がある」なんて経験をしたことはないでしょうか?即戦力を求める中途募集では、新卒募集に比べて厳しい条件を提示している会社が多いものです。

ですが、必ずしも条件を満たしていなければ採用されないということはありません。ここでは、経験・資格・学歴などが選考基準に達していなくても採用可能性を上げる方法について解説していきます。

1.応募条件を満たさなくても応募できる?

企業が提示する応募条件には、必須要件と歓迎要件の2種類があります。業務上必ず必要となる視力のよさだったり、職種に直接関連する学科を卒業していることだったり、社会人経験が1年以上あることだったりするのが必須要件。

歓迎要件は、「TOEIC○○○点以上ならなおよし」といった条件のことです。必須要件とは異なり、歓迎要件は満たして入ればやや選考が有利になる...程度のものと考えておくとよいでしょう。

問題は必須要件のほうですが、実は条件をすべて満たしていなくても採用される可能性は十分にあります。というのも、厳格に「社会人経験は3年以上ないとダメ」と決めている企業は少数派だからです。

「面接の評価によっては、社会人経験1年以下でも全然OK」というアバウトな設定の企業がほとんどで、「明るくてやる気があり、向上心があるなら資格は問わない」というスタンスのところも少なくありません。

なかには、あえて非常に高いハードルを応募条件として掲げておいて、それでも「どうしてもこの職種・会社がいいからとりあえず応募する!」という熱意で応募してくれる人を見極めている企業も。

書類選考で落とされないよう、志望動機を魅力あるものにしたり、面接では特に力を入れて対策を練ったりする必要はありますが、「自分はこの経験が足りないから...」と諦めてしまうのはもったいないことです。

2.自分の強みをアピールすべし

経験や資格などが応募条件を満たしていない場合には、応募条件を満たしている人と勝負できるような自分の強みをアピールする必要があります。まずは書類選考で落とされないために、志望動機や自己PR欄を充実させることに力を入れましょう。

たとえば資格が足りていないのであれば現在勉強中で取得予定であることや、資格に直結する実務の経験があることをアピールすると効果的です。加えて、「なぜその職種を目指そうと思ったのか」「新たな挑戦に対する意気込みや意志」について書くことも大切。

具体的であればあるほど、採用の可能性は高まります。資格取得に費やしている毎日の勉強時間や次の試験日程を書き添えたり、リアルな体験談をもとに志望動機を組み立てたり、入社後目指すことについて書いたりすれば、「この人は本気なんだな」という想いが伝わります。

3.経験や資格の不足を埋める人柄・向上心がカギ

書類選考を通過後の面接では、人柄のよさと向上心についてアピールすることが重要です。企業からすれば、経験や資格よりも人柄を見て採用したいと考えるのが本音。加えて若い転職者であれば、自社で長く働いてくれるかどうか不安を感じるものでもあります。

そのため、具体的なエピソードを交えて自分の人柄をアピールしたり、これまでの努力に関する話をして向上心を前面に押し出すのがおすすめです。

資格や経験の不足をカバーしつつ、「この人となら一緒に働きたいな」と思わせるような面接を目指しましょう。自己主張が激しすぎるかもと思えるレベルでも大丈夫。前向きなチャレンジ精神を評価してもらうべく面接に臨みましょう。

まとめ

以上、選考基準に満たなくても応募しても問題ないことと、応募・選考における注意点について紹介してきました。ポイントとなるのは、必須要件を満たしていなくても採用される可能性は十分にあることと、人柄・向上心をアピールして評価してもらうのが重要であることの2点です。

ダメもとで、という気持ちで選考に臨んでみると、意外と落ち着いて話ができたり本来の自分の魅力をアピールできたりするものです。諦めず挑戦する気持ちを持って転職活動に励んでください。

作成日 2018/05/25

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