企業の面接を受けた後、気になるのが選考結果です。「1週間以内に連絡します」などと言い添えられることもありますが、結果が届くまでの期間不安な気持ちに駆られるものです。
そこで今回は、結果待ちの不安への対処方法について、一般的な合否連絡のスケジュールと連絡が遅れる理由と合わせて紹介していきます。
1.面接の結果は1週間前後で届くのが目安
この先何十年も会社でともに働く仲間を選ぶわけですから、1日やそこらで選考結果が出ないのも当然です。一般的には、早ければ面接の2〜3日後、遅くても10日以内には連絡が来るものですが、企業によってはさらに後ろ倒しになることも考えられます。
ただし、優秀な人材を一刻も早く確保したいという思いから、最近では早めに通知を出す企業が増えています。結果の連絡は郵送による手紙よりも、電話・メールでの連絡が増加中。
アルバイトの面接のように不合格の場合は連絡なしということはなく、合否にかかわらず連絡をもらえるのが一般的です。
もし連絡があまりに遅い場合には、こちらか企業へ問い合わせてみるのもよいでしょう。ただし、連絡予定日を知らされていたならその期日以降、知らされていないのであれば1週間経過後に連絡を入れるようにしましょう。
それ以前に問い合わせてしまうと、企業の本業や採用活動を圧迫することになり、採用担当者に悪印象を与えてしまう可能性があります。
2.連絡が遅れる理由とは
では、企業の選考が遅れてしまう理由にはどのようなものがあるのでしょうか?大きく分けると、そこには3通りの理由が存在します。
応募者が多数
まず考えられるのは、その企業に対して応募者が殺到しており、選考に時間がかかっているケースです。応募者が増えれば増えるほど、一人ひとりの選考にかかる時間や手間は多くなります。
その結果、合否を決めるタイミングが遅くなり、連絡が遅くなってしまうことがあるのです。特に大企業や人気企業の場合は顕著ですので、そうした企業を希望する場合には気長に待つ姿勢が求められるでしょう。
人事担当者が多忙
続いては、人事の決定権を持つ担当者が不在にしているというケースも考えられます。概ね合否は決まったけれど、最終的に決定する人事担当者や社長などが不在にしていると、合否の通知を出したくても出せない状況になります。
たとえば、担当者が休暇を取っていたり、出張している場合などがあげられます。最終的な承認が得られないため、ある意味企業も困っている状況なのです。
郵送の手続きに時間がかかっている
合否の通知は電話やメールが主流になってきつつありますが、いまでも郵送によって通知を送る企業が存在します。もし郵送で通知する企業であれば、発送や配送の手続きに1週間程度時間がかかるのは普通のことです。
ただし、郵送によって通知を出す場合、手間とコストがかかることから合格の通知であることが多くなります。郵送で合格の通知をもらったら、速やかに返事をするようにしましょう。
3.結果待ちの不安への対処法
「結果の連絡が遅れるのはわかったけど、やっぱり結果待ちは不安」と感じる方も多いでしょう。そこで次からは、具体的に不安を軽減するための対処法を紹介していきます。
あらかじめ連絡予定日を聞いておく
これは面接の段階で心がけたい方法ですが、面接の最後で結果の連絡予定日を質問しておくと、予定日をまったく聞かされないよりも穏やかな心持ちで過ごすことができます。
「3日以内に連絡します」「1週間以内にご連絡差し上げます」などと知らせてくれるはずですので、それをメモに残しておいて見返せるようにしましょう。
1週間待っても連絡がなければ、こちらから問い合わせてみる
連絡予定日を聞いているならその日以降、聞いていなければ1週間経過後であれば、企業に直接問い合わせても失礼にあたりません。むしろ入社の熱意をアピールすることにもつながりますので、不安の解消も兼ねて早めに連絡してみることもおすすめします。
ただし、連絡予定日より以前に問い合わせたり、1週間以内に問い合わせてしまうと、企業の手を煩わせてしまう結果になりかねませんので控えるようにしましょう。直接問い合わせて予定を聞くことで、結果待ちの不安も大きく軽減されるはずです。
別の企業への転職活動を準備しておく
もし応募先の企業が本命の企業でないのであれば、別の企業の求人に応募し始めてもよいでしょう。何か作業をしているうちは不安を感じにくくなるものですので、別の転職活動を進めることは有効な不安対策法です。
もし結果を待っている企業が本命の企業なのであれば、不採用になった場合のことを考えて次の転職活動の準備をしておくことをおすすめします。まだ実際のエントリーや面接の申込みはせず、計画を立てたり予行演習をしたりするのがベターです。
まとめ
以上、面接の結果待ちに対する不安への対処法を紹介してきました。結果が届くまでの一般的な目安や、連絡が遅れてしまう理由についても紹介してきましたので、少しは不安な気持ちが和らいだのではないかと思います。
不安だからといって、衝動的に行動を起こしてしまうことのないよう気をつけましょう。
作成日 2018/07/13
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