転職活動では、リクルートスーツや黒髪が必須とされる新卒の就職活動と比べると、ある程度自由な服装で面接に臨むことができます。相手に失礼にならない程度のビジネスマナーを身につけて、その場にふさわしい格好で面接に行く必要があるという点では、服装選びの難易度は上がっているといえるかもしれません。
そこでこの記事では、女性の面接で身につけるべき服装や髪型などを含め、気をつけたいポイントについて紹介していきます。
髪色は絶対に黒じゃないとダメ?
まずは女性の髪型・髪色についてです。印象を華やかにするために髪色を明るくしているという方は多いでしょう。面接では「やっぱり黒じゃないとダメ?」と感じることがあると思いますが、転職活動においては黒以外の髪色でも問題はありません。もちろん脱色したような明るすぎる色や奇抜な色はNGですが、常識的な範囲内であれば、多少明るい色で面接に臨んでも悪い印象は与えません。むしろ顔が明るく見えて好印象につながる可能性もあります。
どのくらいの髪色までならOKなのかについては、採用担当者の判断によるところが大きいので一概に定義することは難しくなります。事前に社内の様子を観察できる機会があれば、現役の女性社員の髪色をチェックしてみると良いでしょう。
髪型に関しては、前髪が目にかからない程度、長髪の場合は結んだりハーフアップにしたりして、すっきりとした印象になるよう心がけましょう。ショートヘアの場合には、ピンや整髪料を使って崩れてしまわないようセットするのがおすすめです。
また、面接に向かうまでの雨や風で髪型が崩れてしまったりすることもありますので、手鏡やブラシなど、面接会場やその周辺でセットし直せるアイテムを持参しておくと安心です。
ネイルは避けるべき?
接客や販売職の求人に応募する場合、「現役社員がやってるし、自分も...」と、ネイルで面接に臨みたいと考えることもあるかもしれません。実際の店員さんもネイルを施しているなら問題ないと思ってしまいがちです。しかし店舗やオフィスと、面接の場では求められるビジネスマナーが大きく異なります。カジュアルなお店でならネイルを施して働くのは問題ないでしょうが、かしこまったビジネスの場である面接ではNG。
どうしてもという場合には、アート系や派手なカラーのネイルは避け、不自然にならないレベルのもので面接に行きましょう。身だしなみとして常識的な範囲のものであれば、悪印象にはつながらないと考えられます。
パンツスーツで面接に行ってもいい?
転職活動の面接でも、新卒の時のようにリクルートスーツを着た方がいいのか、と疑問に思う人は多いようです。服装について指定がない企業の面接の場合、スカートではなくパンツスーツでもいいのか、黒以外のスーツでも問題ないのかと不安になることもあるでしょう。まずリクルートスーツに関しては、落ち着いていて無難な選択肢であると同時に、学生っぽい垢抜けない印象を与えてしまう可能性も出てきます。新卒当時と体型が変わっていれば、ダボダボやピッタリしすぎることもあるので、あまりリクルートスーツにこだわらなくても良いでしょう。
スカートかパンツかについては、どちらでも問題はありません。色についても黒やグレーが一般的ではありますが、紺やベージュなど落ち着いた色であれば面接を受ける上で支障はないでしょう。
靴とバッグも見られてるって本当?
面接の服装では、ビジネスマナーを身につけているか、清潔感があるかをチェックされる傾向にあります。髪型やメイク、スーツに関しては誰でも気を使うと思いますが、意外と見落とされがちなのが靴やバッグです。靴はシンプルなパンプスを履いていくのがベストですが、汚れやキズの多いものは悪印象を与えてしまうので避けるようにしてください。ピンヒールやブーツも面接にはふさわしくありませんのでNGです。
バッグに関しても、リュックやショルダーバッグは避けた方が無難です。A4サイズが入るビジネスバッグを選び、面接で書類をもらってもスマートに収納できるよう心がけましょう。高級ブランドや派手なデザインのものも面接では持参すべきではありません。
まとめ
女性の転職活動では、面接の際に気を配るポイントが多く大変に感じることが多いかもしれません。しかしビジネスシーンでの基本は、「常識的」かつ「相手の気分を害さない」スタイルを心がけることです。この基本を押さえることで、適切な服装・髪型で面接に臨めるはず。
この記事を参考にして、面接当日の身だしなみを考えてみてくださいね。
作成日 2019/06/20
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