履歴書に貼る証明写真は、コンビニなどに設置されているスピード写真を利用するのが一般的でした。しかし最近では、スマホを使って証明写真をプリントできるアプリも登場しています。
転職活動で使う履歴書では、こうしたスマホを使った証明写真を利用してもいいのでしょうか?より好印象な写真にするためのポイントとともに紹介していきます。
1.スマホの自撮りは無料で便利だが、手抜きの印象も
最近はスマホのカメラ性能が向上し、証明写真として使える写真を撮るアプリが登場しているうえ、美肌補正をかけるアプリもリリースされています。これらのアプリを使えば、スピード写真やプロのカメラマンにも劣らないクオリティの写真を撮ることは不可能ではありません。
ただ、スマホで撮影するならばそれ相応の準備をする必要があります。
- 影ができないよう照明と撮影場所を工夫し、白い背景を設定するのが基本。
- さらに正面からの撮影になるよう適切な高さと向きを調節することも必要になってきます。
しかし、社会人として転職活動を行う際には、できるだけスマホでの自撮りは避けたほうがよいでしょう。 クオリティの低い写真であれば採用担当者にマイナスの印象を与えてしまいますし、「どうして証明写真機を使わないの?」と人格に違和感を抱かれる可能性もあります。
確かに手軽で便利で、無料で撮影できるという魅力はあるのですが、手抜きをしているようにも受け取られかねないため、転職活動という場においては控えるようにしましょう。
2.ベストなのは写真館でプロのカメラマンに撮ってもらうこと
コンビニや駅前にあるスピード写真を利用すれば、それなりのクオリティで証明写真を撮影することが可能です。1回700円前後の費用がかかりますが、1回に何枚もプリントしてくれるので、カット後の1枚あたりの単価で考えれば100円前後となるでしょう。スピード写真も年々性能が向上しており、どこにでもあって便利な存在ではあるのですが、本腰を入れて転職活動に臨みたいと考えるのであれば、やはりベストなのはプロのカメラマンに撮ってもらうことです。
プロの指導のもとで撮影ができるので、より魅力ある写真に仕上がることが期待できます。スピード写真にもキレイな撮影のための指導やガイドがありますが、それとは比べ物にならない情報量があります。
さらに撮影した写真はデータとして受け取ることができますので、自分でプリントすれば何枚でも使うことが可能。長期戦で転職を考えている人にとっては、長い目で見れば節約になる可能性もあります。
一方で、1回の撮影に要する時間は1時間前後、費用は5000円以上が相場となり、時間もお金も割高になる方法となります。
「たかが写真に...」と思うかもしれませんが、よく考えてみると履歴書のなかで一番目を引くのは写真の部分です。文字ばかりの情報のなか、唯一のビジュアルとなる履歴書写真は、誠実な印象と知的なイメージを与えるのに絶好のポイント。
時間とお金を取るか、それとも受かりやすさを取るか。じっくり考えて撮影方法を決めるようにしましょう。
3.好印象につながる表情・髪型・服装とは
次からは、特に自撮りやスピード写真で履歴書写真を撮影する際のコツを紹介していきます。微笑むイメージの表情で
まずは表情についてですが、緊張して無表情で写真を撮影してしまうと、無愛想でとっつきにくい印象を与える可能性があります。かといって笑顔で撮るのもビジネスの場にふさわしくありません。微笑むようなイメージで少し口角を上げ、自然な表情をつくることがポイントです。
また、顎を引いて胸を張り、背筋は伸ばして撮影するのもポイント。硬くなりすぎないようリラックスしながら写真を撮りましょう。
清潔感があり、真面目さを感じる髪型に
次に髪型ですが、男性の場合は整髪料を使って耳周りのボリュームを抑え、スマートに映るよう意識することがおすすめです。無造作ヘアやアレンジしすぎのスタイルは、真面目さが欠けた印象になってしまうため避けたほうがよいでしょう。女性の場合は、髪を下ろしていると乱れや傷みを強調してしまうため、1つに結ぶと清潔感ある印象になります。ショートヘアやボブカットの方は、耳にかけたりハーフアップにするのがおすすめです。
大きすぎも小さすぎもせず、ジャストサイズの服装で
最後は履歴書写真の撮影の際に着るべき服装です。まずは基本として、自分の体のサイズにあった大きすぎも小さすぎもしない服をチョイスしましょう。特に大きいサイズを選んでシャツの首周りやジャケットの肩にたるみがると、だらしない印象になってしまうので要注意です。女性は鎖骨が見えるくらいのインナーが最適で、男性はネクタイのズレに注意するとよいでしょう。
まとめ
以上、履歴書写真にスマホで撮った写真は使ってもOKかどうか、そしてより魅力的な写真にするためのポイントを紹介してきました。
スマホで撮った写真を使うのはルール違反ではありませんが、選考に有利に働くとは考えにくいです。
もし本当に行きたい企業があるなら、少なくともスピード写真を利用し、できればプロのカメラマンに依頼するのがよいでしょう。
作成日 2018/06/19
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