アルバイトの選考や新卒での就職活動とは違い、中途採用を狙う転職活動では「職務経歴書」の提出が必須となっている求人がほとんどです。しかし、「職務経歴書なんて書いたことない...」という方も少なくないでしょう。

ここでは職務経歴書が果たす役割から基本的な書き方、そして代表的な3つのフォーマットについて解説していきます。

1.職務経歴書の役割とは?履歴書との違いについて

職務経歴書は、履歴書では書ききれない自身のスキルや能力、経験などを記す書類です。転職活動でのポイントとなる書類の1つで、決まった形式はなく、書き手が自由にフォーマットを決めることができる特徴があります。

学歴や職歴、住所など基本的な情報を伝えるための履歴書だけでは、自分の本当の魅力は伝えられません。いくら大手企業に在籍していたとはいえ、職務経歴書で身につけているスキルをアピールできなければ、採用担当者にとって魅力的な人物に映らないのです。

ただし、履歴書にも職務経歴書にはない大きな特徴があります。それは、「写真」を添付できること。文字ばかりの履歴書・職務経歴書のなかでも唯一の画像箇所になります。

職務経歴書に力を入れることはもちろん、履歴書に貼る写真についてもこだわることが大切なのです。

2.職務経歴書の基本フォーマットと書き方

職務経歴書には決まった形式はありませんが、必ず書いておきたい項目は存在します。以下にひとつずつ紹介していきますので、忘れずに記載できるようにしましょう。

  1. タイトルと記入日、氏名
  2. 「職務経歴書」という書類タイトルをつけ、記入日と氏名を書いておきます。
  3. 職歴要約(概要)
  4. 続いて職歴を書いていきますが、まずは職歴を簡潔にまとめた要約を一番上に持ってくることが一般的です。これまでの職歴を300字程度にまとめて、過去のキャリアをアピールするエリアとしましょう。 採用担当者も、長い職歴部分よりまず要約に目を通しますので、魅力ある職歴として伝えられるよう工夫しましょう。
  5. 職歴
  6. あなたの職歴を詳しく書いていきましょう。まずは以前まで勤めていた会社の概要を記します。会社名・事業内容・資本金・売上高・従業員数を書いていきますが、売上高・従業員数などは不明な場合もあると思います。しかし、少なくとも会社名と事業内容は忘れずに書きましょう。 続いて編年体式・逆編年体式・キャリア式のいずれかのフォーマットに従い、携わった業務内容や実績、受賞歴などを記載していきます。5W1Hを意識して、どのように仕事に取り組んできたかをアピールするとよいでしょう。
  7. 資格、PCスキル、語学力など
  8. 希望職種に関わる資格を記したり、IT系の企業ならPCスキルを記載したりするとよいでしょう。英語を必要とされる職種なら、TOEICをはじめとする語学力についてのアピールも必須です。
  9. 自己PR、志望動機
  10. そして最後に書きたいのが、自己PRとその会社・職種を選んだ理由についてです。履歴書にも志望動機を書く欄がありますが、内容が重複しないよう注意しましょう。履歴書の内容を膨らませ、より詳細に書くのがベターです。 抽象的な話に終始しないよう、体験談や具体例、エピソードなどを交えてアピールしていきます。資格や経験が少ない場合には、特に厚みを持たせたい部分です。

3.編年体式・逆編年体式・キャリア式の違い

職務経歴書のメインとなる職歴の欄には、書き方のフォーマットとして3種類が主流となっています。編年体式・逆編年体式・キャリア式の3つです。これら3つの書き方の違いについても見ていきましょう。

編年体式

時系列に沿ってこれまでの職歴をまとめていく書き方です。新卒で採用された会社に入社した年月が一番上に来て、最後に転職を決意した年月を記します。

逆編年体式

編年体式では直近の実績が一番下に来てしまうので、最新の情報をもとにアピールしたいなら「逆編年体式」がおすすめですこれは文字通り編年体式の逆の形に書く方法で、履歴書の順番と逆になってしまうため、一番上に「現在転職活動中」などと書いておいて、逆編年体式であることをわかりやすく記すようにしましょう。

キャリア式

職務体験ごとに見出しを立て、経歴を書いていく方法です。職種一つひとつについて強みや実績をアピールできるので、これまで複数の仕事に就いた経験がある方には効果的です。

もし社会人経験が少なく、転職が初めてもしくは2回目という方が職務経歴書を書くなら、履歴書の順番にもマッチした編年体式で書くのがおすすめです。

まとめ

以上、職務経歴書の役割と基本フォーマット、職歴の書き方3種類について紹介してきました。初めて職務経歴書を書くという方も少なくないと思いますが、ここで紹介した項目を参考にしてじっくり作成していきましょう。

職務経歴書は、履歴書だけでは伝えきれない強みをアピールするための唯一の箇所。めんどうくさがらず全力で書き上げることを目指したいですね。

作成日 2018/06/06

千葉で転職