転職活動を成功させるためには、まず書類選考に通過しなければいけません。「この人と会ってみたい」と思えるような履歴書・職務経歴書を提出し、次の選考ステップへ進むことが重要になります。
そこで今回は、履歴書・職務経歴書といった応募書類を作成する際に気をつけたいポイントを紹介していきます。
1.履歴書をうまく書くためのポイント
企業に提出する履歴書は、会社が指定するエントリーシートを用いるよう指示されることも少なくありませんが、市販の履歴書をそのまま利用できるところが大半を占めます。
市販の履歴書の中には、アルバイト用、転職用とさまざまな用途で使えるよう、フォーマットが工夫されているものが数多く見受けられます。
たとえば、学歴・職歴欄を広く取っているものや、自己PR部分が多いもの、志望動機をたっぷり書けるものなどの種類があります。
履歴書を書く際の基本として、これらの履歴書のフォーマットをうまく選ぶことがポイントになります。
仮に第二新卒や1回目の転職用に履歴書を書くとして、学歴・職歴欄が広く取っているものを選んだらどうなるでしょうか?
おそらく履歴書の大半を空白が占め、内容が薄い履歴書に見えてしまうことになるでしょう。これでは選考に悪影響を与えてしまいかねません。
最初から決まったフォーマットで履歴書を書いていくのではなく、まず履歴書に書くべき内容をまとめてみて、自分に合ったフォーマットの履歴書を選ぶようにしましょう。
あなたへの第一印象を決める「写真」にこだわることも忘れずに。
2.魅力的な職務経歴書の書き方
職務経歴書は、履歴書と違い決まったフォーマットはありません。一般的に書くべき内容はほぼ決まっていますが、絶対に書かなければいけない項目はわずかです。
自由度が高い分、ほかの求職者との差をつけられるのもこの職務経歴書です。職務経歴書で大切になるのは、その経歴書は読みやすいかどうかという1点にあります。
職務経歴書を作成する際には、箇条書きを基本にA4サイズの用紙にパソコンで作成し、多くても2〜3枚にまとめられるよう書いていきましょう。手本や記載例を手元に置き、サンプルの文章を書き写すイメージで書いても問題ありませんが、随所に自分オリジナルの書き方も加えるようにしてください。
具体的には、職務内容に直結する経験があるなら自己PRのトップに持ってきたり、わかりやすい書類のために仕事と関係のない資格は省いたりすることで、読み手を意識した作成を心がけたいものです。
この職務経歴書の作成にじっくりと時間をかけることで、自分の強みや得意分野を再認識する機会となり、書類選考通過後の面接でも役立つアピールポイントが見えてくるようになります。手間暇をかけてしっかり書いていきましょう。
3.応募書類を書くうえで気をつけたい三原則
履歴書でも職務経歴書でも、よい応募書類と悪い応募書類があります。よい応募書類は求職者の魅力を簡潔にアピールできていますが、悪い応募書類では何を押し出したいのかイマイチわからず、採用担当者には「会わなくてもいいかな」と思わせてしまうものです。
よい履歴書・職務経歴書を書くためには、次の3つの原則を守るようにしましょう。
まず1つ目は、企業の求人にマッチした内容を書くこと。
企業が求めている人材に合う人物であり、資格や経験を兼ね備えた人物であることをアピールすることが大切です。
そのためには、会社が求める人物像や資格・経歴を把握し、適宜書類をアレンジしていくことが重要になります。職務内容に関係のない資格や経験は省略し、仕事に直結する内容は全面に押し出しましょう。
2つ目は、読み手を意識した書類作成を心がけることです。
人物も書類も第一印象が非常に重要です。特に職務経歴書のような書類では、改行や空白がなく文字ばかりがギッシリ詰まった文章は、採用担当者が要点を掴めず悪い印象を与えてしまいます。
改行や空白スペースを適度に用いつつ、罫線や箇条書きを使って読みやすいレイアウトに整えた職務経歴書を提出しましょう。
3つ目の原則は、採用担当者の目を引く「キーワード」を盛り込むことです。
どんな業界であっても、採用担当者の目に留まるキーワードが存在します。
たとえば、不動産営業における宅建士資格、ITエンジニアにおけるプログラミング言語などが該当します。企業にとって目を引く強みとなる資格・スキル・経験などは、必ず書いておくようにしましょう。
まとめ
以上、書類選考を通過しやすくするための履歴書・職務経歴書の書き方について紹介してきました。履歴書は書きたい内容に合わせてフォーマットを選べる点や、応募書類の中で唯一写真を貼れる点、職務経歴書は自由なフォーマットなゆえにライバルと差をつけられることが特徴となります。
よい応募書類を書くための三原則と合わせて参考にし、魅力的な書類づくりに役立ててください。
作成日 2018/06/08
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