転職の体験談や口コミサイトなどを読んでいると「『一週間以内に連絡します』は不合格フラグだ!」なんて意見を目にすることがあります。面接官からのこの言葉は、本当に不合格の証拠なのでしょうか?
この記事では、「結果は一週間以内に連絡します」という言葉の意味と、それだけ時間がかかる理由についても紹介していきます。
1.「一週間」というフレーズは不合格のサイン?
「結果は一週間以内に連絡します」という言葉は、暗に「あなたは不採用ですよ」という意味を表していたりすることはありません。単に言葉通り「それだけの選考期間がかかりますので知っておいてくださいね」という意味合いで捉えておくのがベターです。
「採用だったらすぐ連絡が来るはず!」と考え、長く待たされるのは不合格のサインだと考えてしまう人も少なくありませんが、必ずしも不合格になるというわけではないのです。
明らかに不合格だったから早めに通知を送った...なんてことも考えられますので、たとえ予定より早く連絡が来たとしても合格だとは限らないわけです。
企業の本業が忙しいかどうかという点や、応募者の人数、それから土日・祝日のタイミングによっても、選考スケジュールは前後します。「一週間以内に」というフレーズを耳にしたからといって、不合格ではないか...と早とちりしないようにしましょう。
2.選考に一週間かかる理由
たとえば、人材採用の決定権を持った社長や役員などが長期休暇で不在だったり、体調を崩してお休みだったりすると、それだけ選考に時間がかかってしまいます。合否を通知する決裁が取れないので、企業としても早めに通知できないことを心苦しく思っているケースが少なくありません。
また、応募先が大企業だったり、人気企業だったりして応募者が多数いる場合にも、選考に時間がかかることが想像できると思います。10人、20人と応募者が来ているのに採用枠が1〜2名という場合には、採用すべき人材をじっくり見極める必要があるため、早々に合否の結論を出せないケースもあるのです。
中には「実際には2〜3日で結果を通知するけど、余裕を持って一週間以内にしている」という企業もあります。社内では2〜3日で合否の結論は出せる予定ではあるものの、緊急事態に備えてバッファを確保している場合です。
こうした企業の場合、スムーズに選考が進めば2〜3日後に連絡が来ることも多いです。あなたの応募先の会社がどのような考えで選考を進めているかを知る方法はありませんが、このようなケースがあることは知っておくとよいでしょう。
3.一週間経つ前に問い合わせしてもいい?
一般的には、連絡予定日を知らされた場合にはその日以降、知らされていない場合には一週間経過後であれば、企業に問い合わせて選考状況を尋ねるのも問題ないとされます。ですが、どうしても気になるのであれば、予定日以前、一週間経つ前に問い合わせの連絡を入れるのもアリです。
ただし、リアルタイムでの対応を強制する電話での問い合わせはNG。採用担当者の本業を圧迫し、採用活動のジャマをしてしまう可能性が出てきます。早く結果を知りたいという場合には、メールで選考状況を問い合わせてみましょう。
その際にも、決して「催促」という形を取るのではなく、むしろ入社への熱意をアピールする場として活用するのがおすすめです。
「選考状況はいかがでしょうか?私は貴社を第一志望で考えているので、ご縁があればぜひお世話になりたいと考えています。ほかの応募者の方との兼ね合いもあるかと存じますが、前向きにご検討いただけますと幸いです。」
など、第一志望であることや、入社への熱意が高いことを伝えてみましょう。もし人事担当者がどの人物を選ぶか迷っていた場合、あなたから前向きなアピールが聞けたとしたら、積極的にあなたを選ぼうという気持ちにさせることができるかもしれません。
ただじっと待っていて不合格の通知をもらうより、できることをやり尽くして不合格の通知をもらうほうが後悔も少ないはず。熱意のアピールを兼ねた選考状況の問い合わせメールを送ってみる、という手段もあることを覚えておいてください。
まとめ
以上、「結果は一週間以内に連絡します」という言葉の意味や、選考に一週間もかかる理由、そして一週間以内に問い合わせする場合の問い合わせ方について紹介してきました。
基本的には「一週間くらい選考に時間がかかるよ」という意味の言葉であり、他意はありません。しかしどうしても結果が気になるなら、熱意をアピールするためにも、問い合わせのメールを送ってみることはひとつの戦略として有効です。
作成日 2018/07/17
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