転職活動を行うにあたっては、企業が中途採用で求める人材像を把握しておくことがとても大切です。
特に不景気の今、企業が中途入社の社員に求めるテーマとは何でしょうか?

それはずばり
「即戦力」
です。

少し前までは、営業職や技術職など、経験やスキルがなくても人物重視で積極的に採用する傾向がありました。
今でも、多くの企業は「人物重視」で採用をしたいと考えていることに変わりはありません。

しかし、現実は、「人物」+「経験」「スキル」が採用基準
としてセットになっていると考えたほうがよいでしょう。

それはなぜでしょうか。
企業における採用が、「欠員補充」を目的にしていることが極めて多くなってきたからです。

企業が採用を行うのは、本来、「欠員補充」を目的に行うだけではありません。
成長意欲の高い企業においては、販路を拡大したり、社内体制を強化するために、ある程度の余剰人員を抱えることを覚悟で増員しようとする意欲があります。
その意欲がこの1年で大幅に減退してきているのです。

「優秀な人材であればもう1名くらい採用したい」
そう考えてきた会社が、厳しい経営環境の下で、採用活動を手控えてしまうのです。

その結果、実際に人材が辞めてから、もしくは辞めることが分かってから、採用活動を行うケースが多いのです。

そうなると、求める人材は今まで働いていた人の代わりになってくれる人。
つまり「即戦力」という要素が極めて強くなってしまうというわけです。

応募をする際にはそのことをしっかりと認識しておかなくてはなりません。

求人広告には「未経験可」とか「業務経験を問いません」と書いてあったとしても、即戦力として働ける要素をもっているかどうかは必ず見られるということです。

「この仕事はやったことはないけど、自分が携わってきた仕事の経験がこのように活きるだろう」
こういった視点がとても大事になってきます。

その会社に入り、その職に就くことで、どんな役割を担えるのか、どんな実績や付加価値を生み出せるのか。
入社後に実際に働いているイメージができるかどうかが選考の大きなポイントになると思います。

2013/04/26更新

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