今、転職が世界的なブームです。日本では、特に1980年代から2000年代生まれの「ミレニアル世代」において転職を希望する人が増えています。
ここではこれから転職活動を始める人に向けて、転職活動は「仕事を辞める前に始めるべきか」、「仕事をやめた後に始めるべきか」のアドバイスを、明確な根拠とともにご紹介します。

はじめるタイミングは転職成功のカギ!

ずばり、転職活動は「仕事を辞める前」に始めるべきです。実際、ある大手転職サイトが行った調査結果では、過去に転職を成功させた社会人の約80%は「在職中に転職活動を行っていた」ことが分かっています。(※1)

転職を成功させる確率をアップさせるためには、始めるタイミングは非常に重要です。
在職中に転職活動を始めた方がいいと言える理由(根拠)は以下の3つです。

辞める前にした方がいい理由3つ

1.転職活動中にかかる費用の心配がない

転職活動中には意外に多くの費用がかかります。電車やガソリン代などの交通費、遠方の場合はホテルなどの宿泊費、活動の合間に入る喫茶店などの外食費、などが代表的です。また一人暮らしの場合は、食費や光熱費と行った生活費もかかります。
先に退職してしまうと、よほど多くの貯金がある人でないと、余裕を持って活動に専念することが難しいかもしれません
その点、仕事を続けながらであれば毎月決まった収入が入ります。お金の心配によって先行きが不安になったり、遠方での面談を断ったりする事態は避けられるはずです。

2.妥協せずに求人を探せる

仕事を続けている状態で活動することで、「とにかく早く決めないと!」と焦る必要がなくなります。
仕事を辞めてしまっていると、焦りや不安から自分の希望する条件(給与や業務請内容など)をいたずらに下げて、妥協してしまう可能性があります。こうなると、たとえ転職が実現したしても、「本当は別の仕事がしたかったのに...」などと後悔する元にもなり得ます。これでは、本当の意味での「転職成功」とは言えません。
1のお金のことでも共通していますが、転職活動は、できるだけ焦りや不安を感じない環境で進めることがとても重要なのです。

3.転職が失敗・挫折したときの「保険」となる

転職活動では、「最後まで希望に合う求人が見つからなかった」、「モチベーションが下がって挫折した」という残念な結果になる可能性が大いにあります。ただこうした状況になっても、仕事を続けていれば路頭に迷うことはなくなります。つまり、今の仕事が転職が失敗しときの「保険」となるのです。
反対に、先に仕事を辞めてしまっている人の場合、将来への不安や収入源がないことへのストレスから、自己嫌悪や自己否定に陥ってしまうリスクがあります。実際、仕事をすることに自信を失くして、引きこもりや精神疾患になってしまう人も少なくありません。また仕事を辞めた後の期間が長引くと、応募した企業からは「今まで何してたの?」と怪しまれることもあります。明確な理由があれば問題ありませんが、これは応募の際にハンディとなるリスクです。

今から転職活動を始める人は、これらの「仕事を続けながらだからこそ得られる3つのメリット」を十分に活かしましょう。

辞めた後に転職活動をするメリットは?

転職を成功させた人の中には辞めてから転職活動を開始した人も少なからずいます。こうした人たちは、「辞めた後でこそ得られるメリット」を上手く生かしたのでしょう。
そのメリットには、たとえば以下のようなものがあります。

  • 求人探し、履歴書・面接対策などに十分な時間がかけられる
  • 受ける企業に「絶対御社に転職したい!」という本気度を示せる
  • 背水の陣で臨むことができる(自分にプレッシャーを与えられる)
  • 会社や取引先に隠しながら活動するストレスがない

まとめ

これから本格的に転職活動を始めようとしている人は、ここで紹介した「辞める前」、「辞めた後」の、それぞれのメリットをぜひ参考にしてください。その上で、自分がより効率的に転職活動を進められる方法(自分にマッチした方法)を選ぶことが成功のカギとなります。

※1 データ参考:転職求人サイトDODA

作成:尾崎 海(おざき かい)
東証一部化学メーカー(営業職)から転職を経てライターに転身。就活・転職活動で悩んだ自身の経験を活かし、求職者や仕事で悩んでいる人に向けた記事をメインに執筆中。

作成日 2018/06/06