最近、求人情報で見かけるようになった、「固定残業代」や「みなし残業代」という言葉。
聞いたことはあるけれど、残業代と何が違うのだろう?
そんな風に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

固定残業代とは

一般的には、

毎月支払う賃金のうち、決まった金額を見込みの残業代として、実際の残業の有無にかかわらず支給する制度

のことを言います。

実際はどのような賃金になるのか?

一例を見てみましょう。
月給30万円(基本給25万円 + 固定残業代5万円 ※残業30時間分)

上記の場合は、残業30時間分までを見込んだ残業代が賃金に含まれています。
そのため、まったく残業をしない月でも、残業を30時間した月でも、同じ30万円が賃金として支払われます。

★求人情報の記載について

固定残業代をの制度を取り入れている場合は、
固定残業代の金額、相当時間、超過分を支払うこと
の明記が必須となります。

○ 月給30万円(固定残業代30時間分、5万円含む。超過時間分は別途支給。)
× 月給30万円(固定残業代5万円含む) × 相当時間と超過分の明記が無い

残業時間が見込み時間を超えたらどうなるのか?

固定の残業代(上記の場合は30時間)を超えたら、別途その超過分に相当する割り増し手当が支給されます。
40時間残業した月は、月給30万円+残業代(10時間の超過分)が支払われることになります。

残業が多く発生した月も、すべて固定残業代に含まれる訳ではありませんので、安心してください。

★押さえるポイント

  • 見込みの残業時間までは、支払われる賃金は変わらない
  • 見込みの残業時間を超えた場合は、別途残業代が支給される
  • 名称は様々で、「固定残業」「みなし残業」「見込み残業」など


固定残業代というと、残業が多いイメージを持たれてしまうかもしれませんが、一概にそんなこともありません。
実際の残業時間は○時間です、といった目安を記載している求人もありますので、ぜひ細かく見てみてください。

作成日 2018/02/02

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