求人サイトなどで見かける「年間休日」
この会社の年間休日って多いの?どの休暇が年間休日に含まれるの?
そんな疑問もあるかもしれません。
全国の企業の平均値なども交えながら、年間休日についてご紹介します。

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年間休日とは?

「年間休日」とは、会社が定める1年間の休日のことです。
年間休日が100日なら、1年間のうち100日が休日ということになります。
求人サイトでよく目にする年間休日120日は、365日のうち120日、約1/3がお休みということになります。

会社によって年間休日の日数は異なりますが、労働基準法で定められた基準を守らなければなりません。

厚生労働省のサイトには以下の記載があります。
  • 使用者は、原則として、1日に8時間、1週間に40時間を超えて労働させてはいけません。
  • 使用者は、少なくとも毎週1日の休日か、4週間を通じて4日以上の休日を与えなければなりません。

毎週1日の休日であれば1年間は52週ありますので、少なくとも年間52日はお休みになる計算となります。
また、会社ごとの時間外労働協定(36協定)にもよりますが、協定がなく1日に8時間労働の場合は、毎週2日の休みが必要になる計算となります。

年間休日は有給休暇も含まれる?

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一般的には、年間休日に有給休暇は含まれません。
有給休暇は条件によって(在籍年数など)、付与される日数が社員それぞれ異なるためです。

  • 毎週や毎月定められた休日(毎週○曜日、4勤2休など)
  • 会社が休日(公休日)と定めている日(祝日、年末年始休暇、創立記念日など、会社によって異なります)

このような休日が年間休日に含まれています。

年間休日の平均は?企業規模で大きな差がある実態

年間休日については、概要を知ることができました。
在職中の会社は年間休日が多いのだろうか?どのくらいを目安に考えたらいいのだろう?
そんなふうに感じた方は、厚生労働省が行った「令和2年就労条件総合調査」をもとに、年間休日を見てみましょう。

全社平均の年間休日数

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令和2年の調査では、全体の休日数は「109.9日」となっています。 平成31年/令和元年の調査と比べてみると、「108.9日」から約1日増えています。
年間休日120日以上の比率も31.8%と前年(29.3%)に比べ、2.5ポイントほど増えています。
全社的には年間休日数が増加していることが見て取れますね。

企業の規模で比較した年間休日数

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次に、企業希望別に見てみましょう。
従業員1,000人以上の企業において、年間休日120日以上の企業の割合は51.5%と半数を超えているのに対し、100人以下の企業においては、28.0%と1/3以下となっており、かなりの差を感じます。

また、年間休日110日以上で見てみると、従業員1,000人以上の企業においては73.5%を占めるのに対し、100人以下の企業においては、45.2%と半数以下にとどまっています。
あくまで平均値ですが、企業の規模によって年間休日に開きがあることがわかりました。

働き方の改善を行う中小企業が増えている

ちばキャリで募集を行う企業の多くは中堅中小企業ですが、年間休日120日以上の求人も数多く掲載されています。

また、完全週休2日制(毎週必ず2日以上の休みがある)に変更したり、制度を整えている最中の企業もいたりと、改善を図る企業も多数います。

年間休日の日数を確認するだけでなく、会社の取り組みなども企業PRなどで確認してみましょう。

まとめ

  • 年間休日とは、会社が定める1年間の休日
  • 年間休日に有給休暇は含まれない
  • 全社平均の年間休日数は109.9日
  • 企業規模が大きい方が年間休日数が多いが、改善に取り組む中堅中小企業も多くいる

作成日 2020/11/25

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